2024.04.04
四間飛車で勝ちたい人集まれ! ポンポン桂対策を紹介!
四間飛車の反撃が始まる_
お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中
皆さんこんにちは。
本記事では、アマチュアに人気の戦法、四間飛車で勝つための手筋を3択問題形式で皆様にご紹介していきます。
詳しくは、2024年1月22日に発売された『反撃する現代四間飛車~はじめ先生と学ぶ新研究~』(鈴木肇)にも載っていますので、チェックしてみてくださいね。
今回は、
たまにやられるけどどうすればいいのか分からない!?「VSポンポン桂」を題材にお送りします。
3問クイズを出していますので、解いてみてください!
※本稿は、鈴木肇著『反撃する現代四間飛車~はじめ先生と学ぶ新研究~』の内容をもとに編集部が再構成したものです。
ポンポン桂とは四間飛車対策の1つで、下図のように歩の前に△6五桂と跳ねていく作戦です。
以下、▲同歩△7七角成▲同桂△8六飛と、桂損してでも無理やり角交換して飛車先を突破するのが相手の狙いとなります。
下図は相手が△7三桂と指してきたところ。
先ほど説明したように、相手の次の狙いは△6五桂と跳ねてバトルスタート!です。
四間飛車側は、相手を待ち構えなければいけません。
さてどうしますか?
A.▲4六歩
B.▲3六歩
C.▲8八飛
正解は…A.▲4六歩!!
攻める気満々の相手を恐れてはいけません。ここは四間飛車使いの余裕を見せましょう。
「かかってきなさい!」とつぶやきながら、高美濃囲いを目指します。
B.▲3六歩も同じく高美濃囲いを目指した手です。
ただ、王様の左斜め上、美濃囲いの弱点である「こびん」が一瞬空いています。
正解の▲4六歩よりは危険な指し方です。
C.▲8八飛は△6五桂以降の攻めに備え、すぐに△6五桂とは指しにくくした手です。
最初にご説明した通り、相手は△6五桂と指した後、▲同歩△7七角成▲同桂△8六歩▲同歩△同飛と8筋突破を狙ってきます。
先に▲8八飛と回っておけば、△8六歩▲同歩に△同飛とはできないというカラクリです。
せっかく桂馬を捨てても8筋突破が叶わないならばと、相手は△6五桂とは指さずに、△6四歩としてパワーを溜めてきます。
以下、▲9六歩△9四歩▲4六歩△6五歩で互角の進行ですが、今回は桂馬を跳ねさせても戦える▲4六歩をおすすめします。
▲6五同歩△7七角成▲同桂△8六歩▲同歩△同飛と進んで以下の図です。
飛車先が突破されてマズいようですが、慌てない、慌てない。
ここで大事な一手がありますので、じっくり考えてみましょう。
A.▲8八歩
B.▲6六角
C.▲6九飛
正解は…C.▲6九飛!!
△8八飛成とされるので飛車成りそのものは受けられませんが、▲6八金という手を用意しています。
この手を指したいがために▲6九飛と指したのです。
A.▲8八歩は飛車成りを防いで自然に見えます。
しかし、△8七歩や△7九角など追撃を食らうと自信がありません。
B.▲6六角は筋の良い手で、振り飛車党ならば考えてみたい一手。
しかし、相手から△4四角とされるとうーんといったところ。
角も成れないですし、打った効果が薄そうです。
▲6九飛の後、△2二角▲6八金△7五歩と、相手は飛車を成る代わりに桂頭を攻めてきました。
駒損は避けなければいけません。
さて、どう対処しますか?
A.▲7五同歩
B.▲9五角
C.▲4五桂
正解は…B.▲9五角!!
相手は△8八飛成としてきますが、▲7八金△8三竜▲8五歩が一連の構想。
竜は作られたものの、一気に潰されることはなく、桂得しているのも大きいです。
▲9五角はパッと見えにくいので、覚えてしまうのがおすすめです!
ここまで来ると互角の形勢
A.▲7五同歩はとても素直な一手。
しかし、この場合は相手から△7六歩と打たれて7七の桂馬がピンチです。
これは四間飛車側が困っていますね。
C.▲4五桂も考えてみたい攻めの一手。反撃が決まれば楽しいですが、構わず△7六歩と来られるとどうでしょう。
以下、▲5三桂成△同銀まで進むと、またしても7七の桂馬がピンチなことに気が付くと思います。
これも四間飛車側が劣勢です。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
以上が「VSポンポン桂」の手筋です。
実戦で指されたときは、この手筋を思い出してください!
詳しくは、2024年1月22日に発売された『反撃する現代四間飛車~はじめ先生と学ぶ新研究~』(鈴木肇)に載っています。
本書ではほかにも、「△6五歩早仕掛け」や「棒銀」などに対する四間飛車の手筋も解説しています。
ぜひ本書を読んで、四間飛車をマスターしてください!
お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中
本記事では、アマチュアに人気の戦法、四間飛車で勝つための手筋を3択問題形式で皆様にご紹介していきます。
詳しくは、2024年1月22日に発売された『反撃する現代四間飛車~はじめ先生と学ぶ新研究~』(鈴木肇)にも載っていますので、チェックしてみてくださいね。
今回は、
たまにやられるけどどうすればいいのか分からない!?「VSポンポン桂」を題材にお送りします。
3問クイズを出していますので、解いてみてください!
※本稿は、鈴木肇著『反撃する現代四間飛車~はじめ先生と学ぶ新研究~』の内容をもとに編集部が再構成したものです。
ポンポン桂とは?
問題を出す前に、ポンポン桂とは何かをご紹介します。ポンポン桂とは四間飛車対策の1つで、下図のように歩の前に△6五桂と跳ねていく作戦です。
以下、▲同歩△7七角成▲同桂△8六飛と、桂損してでも無理やり角交換して飛車先を突破するのが相手の狙いとなります。
第1問
相手の狙いが分かったところで第1問。下図は相手が△7三桂と指してきたところ。
先ほど説明したように、相手の次の狙いは△6五桂と跳ねてバトルスタート!です。
四間飛車側は、相手を待ち構えなければいけません。
さてどうしますか?
A.▲4六歩
B.▲3六歩
C.▲8八飛
正解は…A.▲4六歩!!
攻める気満々の相手を恐れてはいけません。ここは四間飛車使いの余裕を見せましょう。
「かかってきなさい!」とつぶやきながら、高美濃囲いを目指します。
B.▲3六歩も同じく高美濃囲いを目指した手です。
ただ、王様の左斜め上、美濃囲いの弱点である「こびん」が一瞬空いています。
正解の▲4六歩よりは危険な指し方です。
C.▲8八飛は△6五桂以降の攻めに備え、すぐに△6五桂とは指しにくくした手です。
最初にご説明した通り、相手は△6五桂と指した後、▲同歩△7七角成▲同桂△8六歩▲同歩△同飛と8筋突破を狙ってきます。
先に▲8八飛と回っておけば、△8六歩▲同歩に△同飛とはできないというカラクリです。
せっかく桂馬を捨てても8筋突破が叶わないならばと、相手は△6五桂とは指さずに、△6四歩としてパワーを溜めてきます。
以下、▲9六歩△9四歩▲4六歩△6五歩で互角の進行ですが、今回は桂馬を跳ねさせても戦える▲4六歩をおすすめします。
第2問
▲4六歩と指した後、相手は狙い通り△6五桂と突っ込んできました。▲6五同歩△7七角成▲同桂△8六歩▲同歩△同飛と進んで以下の図です。
飛車先が突破されてマズいようですが、慌てない、慌てない。
ここで大事な一手がありますので、じっくり考えてみましょう。
A.▲8八歩
B.▲6六角
C.▲6九飛
正解は…C.▲6九飛!!
△8八飛成とされるので飛車成りそのものは受けられませんが、▲6八金という手を用意しています。
この手を指したいがために▲6九飛と指したのです。
A.▲8八歩は飛車成りを防いで自然に見えます。
しかし、△8七歩や△7九角など追撃を食らうと自信がありません。
B.▲6六角は筋の良い手で、振り飛車党ならば考えてみたい一手。
しかし、相手から△4四角とされるとうーんといったところ。
角も成れないですし、打った効果が薄そうです。
第3問
▲6九飛の後、△2二角▲6八金△7五歩と、相手は飛車を成る代わりに桂頭を攻めてきました。
駒損は避けなければいけません。
さて、どう対処しますか?
A.▲7五同歩
B.▲9五角
C.▲4五桂
正解は…B.▲9五角!!
相手は△8八飛成としてきますが、▲7八金△8三竜▲8五歩が一連の構想。
竜は作られたものの、一気に潰されることはなく、桂得しているのも大きいです。
▲9五角はパッと見えにくいので、覚えてしまうのがおすすめです!
ここまで来ると互角の形勢
A.▲7五同歩はとても素直な一手。
しかし、この場合は相手から△7六歩と打たれて7七の桂馬がピンチです。
これは四間飛車側が困っていますね。
C.▲4五桂も考えてみたい攻めの一手。反撃が決まれば楽しいですが、構わず△7六歩と来られるとどうでしょう。
以下、▲5三桂成△同銀まで進むと、またしても7七の桂馬がピンチなことに気が付くと思います。
これも四間飛車側が劣勢です。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
以上が「VSポンポン桂」の手筋です。
実戦で指されたときは、この手筋を思い出してください!
詳しくは、2024年1月22日に発売された『反撃する現代四間飛車~はじめ先生と学ぶ新研究~』(鈴木肇)に載っています。
本書ではほかにも、「△6五歩早仕掛け」や「棒銀」などに対する四間飛車の手筋も解説しています。
ぜひ本書を読んで、四間飛車をマスターしてください!
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