2023.02.15
『現代将棋ってこういうこと』棋書アンバサダーによるレビュー 荒雄平様
『現代将棋ってこういうこと』棋書アンバサダーによるレビュー記事、第3弾です!
お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中
『現代将棋ってこういうこと』棋書アンバサダー企画
レビュー第3弾は、藤井聡太竜王の活躍で将棋に興味を持たれて、現在は将棋ウォーズ1級(上達はやっ!)の荒雄平様に書いていただきました。
ありがとうございます!!
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この度、『現代将棋ってこういうこと』棋書アンバサダーを務めさせていただく荒雄平と申します。
私は、藤井聡太竜王のデビュー後の連勝の話題がきっかけで将棋にハマり、以降将棋のことに全く触れない日は1日もありませんでした。
現在は将棋ウォーズ1級(WEB認定三段)・将棋文化検定1級の4児の父です。
勢いで全く経験のないオンラインこども大会の運営をするなど、勢いには自信があります(笑)
将棋普及の活動にも広く関心があり、観戦記など執筆にも強く興味を持っていたなかで「アンバサダー募集」の記事を目にして迷わず応募、このような機会に恵まれました。
僥倖です。
さて、『現代将棋ってこういうこと』ですが、とにかく楽しく自然と勉強になる一冊でした!
棋書によっては、勉強の為に読もうにも難しさが先行してしまってなかなか進められないといったことも少なくないと思いますが、この本は佐々木大地七段と増田康宏七段の会話を聴いているような感覚で楽しく読み進められるので、あっという間に読み終わり、楽しかった分、細かい変化もすんなり頭に入っていたように感じます。
ひとりの話を淡々と読むのではなく、おふたりが意見を交わしながら解説してくれているので、考え方が違うなかでも抑えるべきポイントがより分かりやすくなっています。
また、ソフトの指し手と現代将棋を牽引するおふたりの人間としての感覚を比較しながら解説してくれていたりするので、指し手の意味の理解はもちろん局面を捉える力や大局観の成長にも繋がるのではないかと思いました。
増田七段らしいストレートに伝わってくる明快さと、大地七段らしい分かりやすい丁寧さが絶妙に組み合わさり、すっと頭と心に入ってきます!
そして、この本の特徴は触れている戦型の幅広さにもあります。
居飛車では、矢倉・角換わり・相掛かり・雁木・横歩取り
振り飛車では、中飛車・三間飛車・四間飛車・角交換振り飛車
これらの戦型の主に序盤の考え方・方針を、「これにはこう」といった形で嫌な筋などと併せて解説してくれていて、「指せる」あるいは「なんとかなる」変化が分かりやすくなっています。
居飛車党のおふたりのお話ですので、振り飛車編では「居飛車の対振り飛車」という視点での解説になっていますが、振り飛車党の方にとっては居飛車側の思考を覗くことが出来ると言えます。
さらに、戦型毎に参考棋譜が掲載されているので、実際に並べながら解説を反芻することでより理解を深めやすくなっています。
読めば読むほど、あらゆる戦型での「避けるべきこと」や、「指しやすい」「不満なし」などの主張を実感出来て、序盤の迷いを解消してくれることと思います。
楽しく強くなれる、矢倉や雁木が終わったのかどうかも大注目(笑)のオススメの一冊です!
荒 雄平
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レビュー第3弾は、藤井聡太竜王の活躍で将棋に興味を持たれて、現在は将棋ウォーズ1級(上達はやっ!)の荒雄平様に書いていただきました。
ありがとうございます!!
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この度、『現代将棋ってこういうこと』棋書アンバサダーを務めさせていただく荒雄平と申します。
私は、藤井聡太竜王のデビュー後の連勝の話題がきっかけで将棋にハマり、以降将棋のことに全く触れない日は1日もありませんでした。
現在は将棋ウォーズ1級(WEB認定三段)・将棋文化検定1級の4児の父です。
勢いで全く経験のないオンラインこども大会の運営をするなど、勢いには自信があります(笑)
将棋普及の活動にも広く関心があり、観戦記など執筆にも強く興味を持っていたなかで「アンバサダー募集」の記事を目にして迷わず応募、このような機会に恵まれました。
僥倖です。
さて、『現代将棋ってこういうこと』ですが、とにかく楽しく自然と勉強になる一冊でした!
棋書によっては、勉強の為に読もうにも難しさが先行してしまってなかなか進められないといったことも少なくないと思いますが、この本は佐々木大地七段と増田康宏七段の会話を聴いているような感覚で楽しく読み進められるので、あっという間に読み終わり、楽しかった分、細かい変化もすんなり頭に入っていたように感じます。
ひとりの話を淡々と読むのではなく、おふたりが意見を交わしながら解説してくれているので、考え方が違うなかでも抑えるべきポイントがより分かりやすくなっています。
また、ソフトの指し手と現代将棋を牽引するおふたりの人間としての感覚を比較しながら解説してくれていたりするので、指し手の意味の理解はもちろん局面を捉える力や大局観の成長にも繋がるのではないかと思いました。
増田七段らしいストレートに伝わってくる明快さと、大地七段らしい分かりやすい丁寧さが絶妙に組み合わさり、すっと頭と心に入ってきます!
そして、この本の特徴は触れている戦型の幅広さにもあります。
居飛車では、矢倉・角換わり・相掛かり・雁木・横歩取り
振り飛車では、中飛車・三間飛車・四間飛車・角交換振り飛車
これらの戦型の主に序盤の考え方・方針を、「これにはこう」といった形で嫌な筋などと併せて解説してくれていて、「指せる」あるいは「なんとかなる」変化が分かりやすくなっています。
居飛車党のおふたりのお話ですので、振り飛車編では「居飛車の対振り飛車」という視点での解説になっていますが、振り飛車党の方にとっては居飛車側の思考を覗くことが出来ると言えます。
さらに、戦型毎に参考棋譜が掲載されているので、実際に並べながら解説を反芻することでより理解を深めやすくなっています。
読めば読むほど、あらゆる戦型での「避けるべきこと」や、「指しやすい」「不満なし」などの主張を実感出来て、序盤の迷いを解消してくれることと思います。
楽しく強くなれる、矢倉や雁木が終わったのかどうかも大注目(笑)のオススメの一冊です!
荒 雄平
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