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8度目の正直 伊藤沙恵女流三段ロングインタビュー その1

伊藤沙恵女流三段のインタビューを小出しにしていきます

【5/14まで】今、『将棋世界』の定期購読を申し込むと、藤井聡太二冠の複製サイン入りポスターをもれなくプレゼント! こんにちは。編集部島田です。

みなさんは伊藤沙恵女流三段にどういうイメージをお持ちでしょうか?
女流のトップ棋士の一人であり、これまで7回タイトル戦に登場していますが、タイトル獲得には至っていません。
それだけを聞くと悲壮感が漂ってきますが、現実の伊藤女流三段はとても明るくて、チャーミングな方であるということを声を大にして言いたいです。

今回、第14期マイナビ女子オープンの挑戦を決められたことを機に、インタビューをさせていただきました。
とても長いので(笑)、小出しにしていこうと思います。

このインタビューを読んで、伊藤女流三段のイメージが(良い意味で)「思ってたんと違う」となればうれしいです。

それでは、どうぞ。

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――第14期マイナビ女子オープンの挑戦権獲得おめでとうございます。
「ありがとうございます」

――相手は西山朋佳女王ですが、どうですか?
「西山さんとはタイトル戦で対局するのは初めてです。強いのは重々承知しているので、こちらが何とか勝負にできれば」

――どうしたら勝てるでしょう?
「いやー、誰かに教えてほしいですねー(笑)
どうしたら勝てるんでしょう。
でも、こちらが力を発揮しない限り・・・。それが一番大事だと思っていて。
それでどうかなっていうところだと思ってるので。まずは自分自身の問題」

――自分が100%出してどうかという。
「そうですね。そう思います」

――西山女王は振り飛車党。伊藤先生は振り飛車に対して居飛車で銀冠にするか相振り飛車にするか、という戦型が多いように思います。
「銀冠だと端の位が取れていることが多いので、最後玉が1四に逃げて詰まない形になると『やったー』って思います(笑)」

――相振り飛車も指せるんですね。
「いや、指せているかどうかはわからないです。指してるだけです(笑)」

――基本的には居飛車党というイメージがあるのですが。
「そうですか? 自分が居飛車党か振り飛車党かわからないんですよね」

――子どものころはどうだったんですか?
「はじめは四間飛車党でした。ノーマル四間飛車で美濃囲いで、あまり金銀が盛り上がっていくような将棋ではなかったです。それが居飛車穴熊に勝てなくなってきて、どうしようかと思っているときに兄が自分の勝った棋譜を見せてくれて。それが居飛車で盛り上がって気持ちよく勝った将棋だったんです。それを見て『ちょっとやってみようかな』って(笑)」

――それからというもの、スキあらば盛り上がる将棋に・・・。
「でも変なクセがついちゃって、盛り上がれないときもそれをやろうとするから痛い目にも結構遭ってますよ。自爆みたいになっちゃうから(笑)」

――あと、先生は女流棋士では珍しく受け将棋ですよね。
「あー・・・。確かに。女流の方だとあまりいないですけど。でも私が女流棋士になる前は自分が受け将棋だっていう自覚がなくて。私も結構攻めてたんですよ(笑)。だから、多分今までよりも攻められるのが早くて、自分が攻める前に攻められちゃうから自然と受ける形になっちゃったんじゃないかなぁって思ってるんですけどね」

――やむにやまれず?
「そうですねー。攻めたいのにその前に攻められちゃう(笑)」

(第2回『一人カラオケ2時間コース』の話に続く)


伊藤沙恵女流三段が夢の陣形について語った動画もぜひご視聴ください。

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