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挑戦者の伊藤沙恵女流三段が西山朋佳女王に先勝 第14期マイナビ女子オープン五番勝負第1局

伊藤女流三段がタイトル戦の初戦を勝利したのは初のこと。8度目の正直なるか

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西山朋佳女王に伊藤沙恵女流三段が挑戦する、第14期マイナビ女子オープン五番勝負(主催:マイナビ)の第1局が4月6日に神奈川県「元湯 陣屋」で行われました。乱戦の将棋を152手で勝利したのは、挑戦者の伊藤女流三段。初タイトル獲得へ好スタートを切りました。

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第14期マイナビ女子オープン五番勝負の星取表

本局は開幕戦につき振り駒が行われ、西山女王が先手番になりました。早石田を採用した西山女王に対し、伊藤女流三段は角交換から角を打つ最も激しい順で応戦します。両者序盤から馬を作り合う、乱戦となりました。

中盤、金銀を前線に繰り出していく伊藤女流三段に対し、西山女王の駒はなかなか前進できずにいました。しかし、辛抱強く待機した西山女王は、伊藤女流三段の端攻めによって手にした香を好位置に設置し、飛車をさばくことに成功します。

今度は伊藤女流三段が受けに回る番です。自陣に桂を投入し、相手の攻めを遅らせます。さらに飛車を自陣に打ち込まれた後も、銀を2枚受けに投入して崩れません。受けの強さに定評がある伊藤女流三段らしさが存分に発揮された手順でした。

そして相手の竜に攻勢をかけ続けた結果、いつしか伊藤女流三段が盤面の中央を制圧してしまいました。5筋には香が2本並び、馬の利きも合わせて、西山玉の玉頭へ集中砲火の構えです。やむなく西山女王は竜を取らせて伊藤玉に迫りますが、伊藤女流三段は丁寧に丁寧に受けて付け入る隙を与えません。

西山女王の攻めが息切れしたタイミングで、伊藤女流三段は2枚の飛車を敵陣に打ち下ろして寄せに向かいます。以下素早く寄せ切り、152手で西山女王を投了に追い込みました。

シリーズ開幕戦を勝利で飾り、好スタートを切った伊藤女流三段。実は過去7度のタイトル戦で初戦を取ったことはありませんでした。いつもと違う出だしとなった、8度目の挑戦となる今回の五番勝負で、待望の初タイトル獲得なるでしょうか。

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悲願の初タイトル獲得へ向け好発進の伊藤女流三段(提供:日本将棋連盟)

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