若手が活躍中の順位戦Ｃ級２組　黒田尭之四段が１局残して昇級なるか

2021.01.28

８勝０敗の黒田尭之四段が首位、７勝１敗で出口若武四段と服部慎一郎四段が続く

第79期順位戦Ｃ級２組９回戦（主催：毎日新聞社・朝日新聞社）の前半対局が１月28日に東西の将棋会館で行われています。昇級圏内の黒田尭之四段、出口若武四段、服部慎一郎四段が揃って対局中。黒田四段は今日の結果次第で昇級を決めることができます。

６勝２敗以上の成績上位者を抜粋した８回戦終了時点でのＣ級２組順位表

本日行われている、主な上位勢の対戦カードは以下の通りです。

黒田尭之四段（８勝０敗）－高野智史五段（５勝３敗）
出口若武四段（７勝１敗）－星野良生五段（５勝３敗）
服部慎一郎四段（７勝１敗）－石田直裕五段（５勝３敗）

唯一無敗の黒田四段は自身が勝利するか、出口四段、服部四段の両名が敗れると、最終局を残して昇級を決めることができます。出口四段、服部四段は１敗をキープすれば昇級ですが、２敗で追いかける７人の棋士の誰よりも順位が悪いため、１局でも敗れると昇級は絶望的です。

２敗で追いかけるのは佐々木大地五段、大橋貴洸六段、阿部光瑠六段、遠山雄亮六段、梶浦宏孝六段、黒沢怜生五段、伊藤真吾五段。残り２局で連勝できれば、チャンスが回ってくるかもしれません。

黒田四段と出口四段は2019年４月に四段に昇段した同期。服部四段は2020年４月にデビューしたばかりで、順位戦初参加です。彼らがこのまま昇級というゴールまで駆け抜けるのか。それとも先輩棋士が差し切るのか。まずは本日の対局に注目しましょう。

昇級争いを引っ張る黒田四段と出口四段はプロデビュー同期。写真は四段昇段を決めた日のもの

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