2020.05.21
棋士の行ってみたい「場所」って?
仕事ではいろんな場所を巡れない棋士達に、行ってみたい場所を聞いてみました。
最近、旅行ができない、外に出れない時間が続いていますが、皆さんは行ってみたい場所ってありますか?趣味に関連する場所や現実にはありえなさそうなところなど、いろいろあるのではないでしょうか。それは棋士とて同じはず!ということで本記事では『将棋年鑑2018 棋士名鑑アンケート』の「行ってみたい場所はありますか?」から回答を一部ご紹介します。(以下カッコ内敬称・肩書略)
大洗(高橋道雄)
人気アニメ「ガールズ&パンツァー」の舞台です。アニメファンの高橋九段にはたまらない場所でしょう。
カンプ・ノウ(深浦康市)
サッカーのバルセロナの本拠地のカンプノウスタジアム(稲葉陽)
なかなかなさそうな被り方をしましたね。サッカーが好きな2人ですが、バルセロナ好きまで被っているとは驚きです。
花粉症のないところ(脇謙二)
花粉症は集中力も低下したりするので、将棋にも悪影響がありそうです。
月 月面から地球を見てみたい(中川大輔)
スケールが大きい!宇宙空間から「地球は青かった」なんてガガーリンのように言ってみたいですね。
那須高原のワンコペンション(泉正樹)
愛犬家として知られる泉八段らしい回答です。愛犬と旅行できる宿があるなんて知りませんでした。
温泉があって働かなくて良い場所(糸谷哲郎)
温泉でのんびり過ごす、最高の旅行と言えましょう。仕事を忘れてのんびり過ごしたいですね。
南極(豊川孝弘)
南極大陸(中村桃子)
南極大陸も2人いました。自力で行けない場所というのは憧れてしまいます。
アイラ島(飯塚祐紀)
アイラウイスキーの聖地です。ボウモア、ラフロイグなど行ってみたい蒸溜所はたくさんありますね。
無人島(伊奈祐介)
無人島でサバイバル生活、怖いけどチャレンジしてみたいものです。
500年後の世界(大橋貴洸)
今から500年前は戦国時代です。戦国時代の人から私たちの生活が想像できないように、私たちも500年後の世界など想像できませんね。AIがタイトル戦を戦っていたりするんでしょうか。
升田先生が生きている世界(菅井竜也)
升田幸三実力制第四代名人は「新手一生」を掲げて、新手や新しい定跡などを編み出してきました。菅井八段も菅井流三間飛車など新たな戦法を生み出しており、そういった点をリスペクトしているのかもしれません。
とにかく上に行きたい(戸辺誠)
タイトル戦(永瀬拓矢)
トップ棋士の見ている世界(上村亘)
いってみたい場所で出てくる回答も将棋なのが素晴らしいですね。凄まじい上昇志向が見て取れます。タイトル戦登場どころか、現在では永瀬二冠は叡王・王座を保持するタイトルホルダーです。
以上、棋士の行ってみたい場所をご紹介しました。皆さんも共感できるものはありましたか?旅行などしづらい時勢となってはいますが、行ってみたい場所に想いを馳せるだけでもストレス解消になるかもしれませんね。
2018年のアンケートではタイトル戦に挑みたいと回答していた、永瀬拓矢二冠