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独創性あふれる同門対決 阿部健治郎七段に軍配

兄弟子の三浦弘行九段を下し予選決勝進出 第61期王位戦

12月18日、東京「将棋会館」で第61期王位戦予選(主催:新聞三社連合)三浦弘行九段対阿部健治郎七段戦が行われ、阿部七段が勝ち予選決勝進出を決めました。

将棋の棋士には、藤井聡太七段の師匠が杉本昌隆八段であるように、それぞれ師匠がいます。1人の師匠が複数の弟子を持つことも多く、その結果同じ師匠を持つ「兄弟弟子」同士が対局することもあります。 今回の三浦九段と阿部七段の対戦はまさにこの例で、ともに西村一義九段を師匠に持つ兄弟弟子です。

ちなみに、西村九段門下には他に藤井猛九段、星野良生四段がいますが、この4人には共通する特徴があります。

それは「独創性」です。

他の棋士が指さないような戦型を独自で深く研究したり、それまでにない新しい戦法を編み出したりと、オリジナリティあふれる将棋を見せてくれるのが大きな魅力です。

今回の対局でも阿部七段があまりプロ間では指されない一手損角換わりという戦法を採用し、三浦九段も通常は振り飛車戦法に対して用いるミレニアム囲いの布陣を敷くという非常に珍しい将棋になりました。

三浦九段が強引に飛車を捕獲した手に対して、阿部七段の飛車切りからの玉頭攻めが厳しく、そのまま押し切って阿部七段の快勝となりました。 戦いが始まってからはあっという間でしたが、そこに至るまでの虚々実々の応酬は大変見応えがあり、この両者ならではの魅力的な内容の将棋だったと思います。

勝った阿部七段は予選決勝に進出。次は広瀬章人八段と高野秀行六段の勝者との対戦となり、そこで勝てば挑戦者決定リーグに入ります。これからもぜひ独創的な将棋で大暴れしてもらいたいところです。

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阿部健治郎七段


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