藤井聡太七段、豊島将之名人に敗れる 第69期王将リーグ|将棋情報局

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藤井聡太七段、豊島将之名人に敗れる 第69期王将リーグ

藤井七段のリーグ成績は1勝1敗に。厚かった名人の壁

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渡辺明王将への挑戦権を争う第69期大阪王将杯王将戦、挑戦者決定リーグ戦(主催:スポーツニッポン新聞社・毎日新聞社)の豊島将之名人対藤井聡太七段戦が10月7日に行われ、豊島名人が勝利しました。

本局は相掛かりの将棋から、後手番の藤井七段が軽いさばきを目指したのに対し、豊島名人が金銀を前線に送り出して抑え込もうとする展開に。豊島陣を突破すべく藤井七段が仕掛けましたが、豊島名人は丁寧に攻めを受け、駒得を果たしてリードを奪いました。

駒を損した藤井七段は何とか攻めのあやを求めましたが、名人の頑強な受けを突き崩せず。最後は藤井七段の攻めを見切った豊島名人が反撃に出て勝利を収めました。これでリーグ成績は豊島名人が2勝1敗、藤井七段が1勝1敗です。

これまで公式戦で0勝3敗と一度も勝てていなかった豊島名人の壁はやはり厚く、4度目の挑戦でも届かなかった藤井七段。予選を勝ち抜いてリーグ入りを果たしたため順位が低く、これ以上負けると自身初のタイトル挑戦はかなり厳しくなります。

一方、豊島名人は1敗で踏みとどまり、3度目の王将戦七番勝負登場に向けて価値ある1勝となりました。

10月9日にはリーグ戦の広瀬章人竜王-三浦弘行九段戦が行われます。広瀬竜王が3連勝で挑戦に向けて大きく前進するのか、それとも三浦九段が勝利して全勝者のいない混戦に持ち込むのか、注目です。


藤井聡太七段(左)、豊島将之名人

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