石川優太三段が昇段 前期の苦汁はねのけ念願のプロ入り|将棋情報局

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石川優太三段が昇段 前期の苦汁はねのけ念願のプロ入り

藤井聡太七段と対局したい

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第65回奨励会三段リーグ戦18回戦、19回戦が9月7日(土)に東京・将棋会館で行われ、石川優太三段(24)が1勝1敗、通算成績を13勝5敗とし、10月1日付けの四段昇段(プロ入り)を決めました。石川三段は1994年11月11日生まれの三重県出身。将棋を始めたきっかけは6歳頃に祖父と父が指しているのを見たことで、得意戦法は三間飛車。森信雄七段門下で、2006年9月に奨励会へ入会しました。

対局後の会見では「1局目で負けてまたダメなのかと思いました。昇段できたのは本当に運が良かったです。公式戦では藤井聡太七段と対局したい」と語りました。石川三段は第59回三段リーグ戦で藤井聡太七段に負けており、今後のリベンジマッチに注目です。師匠の森七段は「前期最終の苦汁(※1)からよく立ち直ったなあと。この一年の苦労を思うと重みが増して感慨深いです。おめでとう!!」(Twitterより)と喜びを語りました。

石川三段は2013年4月に三段リーグ入りを果たしてから実に6年間この三段リーグを戦い、念願のプロ入りを果たしました。2016年には加古川青流戦という四段の棋士及び奨励会三段上位が参加できる棋戦で準優勝、対プロ棋士の戦績(公式戦)も9戦中4勝3敗千日手2回と勝ち越しており、新人ながら折り紙つきの実力。今後も目が離せません。

※1 今期におなじく新四段となった渡辺和史三段に負けて昇段を逃していた。


石川優太新四段(左)と渡辺和史新四段

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