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藤井聡太七段が初のリーグ入り 第69期大阪王将杯王将戦

谷川浩司九段を破り王将リーグでタイトル初挑戦に挑む

9月1日に第69期大阪王将杯王将戦二次予選決勝、谷川浩司九段vs藤井聡太七段戦が行われ、藤井七段が勝って初の王将リーグ入りを決めました。

藤井七段は史上最年少13歳2ヵ月でプロ入りを果たし、いきなり29連勝を記録。さらに最年少棋戦優勝(朝日杯)、連覇など数々の記録を更新し続けていますが、まだタイトル挑戦はありません。

谷川九段は藤井七段と同じく中学生で棋士になると、「光速の寄せ」と呼ばれる終盤力を武器に21歳で名人を獲得しました。十七世名人の資格を保持し、タイトルを27期獲得している超一流棋士です。王将4連覇の実績もあり、今期は6期ぶりの王将リーグ復帰を目指していました。

二人はこれが初顔合わせ。注目の対局は「関西将棋会館」で行われ、藤井七段の先手で相雁木へと進みます。谷川九段が先攻して藤井七段が反撃する展開になりましたが、57手という短手数で藤井七段が勝って初の王将リーグ入りを決めました。

王将リーグは例年、9月末~11月末の間に行われ、豊島将之名人や広瀬章人竜王などタイトルホルダーとともに挑戦権獲得を懸けて争います。藤井七段は局後のインタビューで、「トップ棋士ばかりの王将リーグに入れたことは、非常にうれしく思います。全力で思いきり戦いたいと思います」(中継ブログより)と抱負を語りました。

挑戦者決定の仕組みはタイトル戦ごとに異なっており、王将戦には「王将リーグ」と呼ばれる挑戦者決定リーグ戦があるのが大きな特徴です。王将リーグは参加人数7人と少人数制。しかも前期の残留者が4人いるので、予選を通過してリーグ入りできるのはわずか3人の狭き門です。

タイトル獲得の最年少記録は屋敷伸之九段の18歳6ヵ月で、藤井七段には記録更新への期待が懸かります。ただし、現在17歳1ヵ月の藤井七段がこの記録を破るためには、あまり猶予がありません。

余談ですが、藤井七段はこれまでに同じ中学生棋士の加藤一二三九段、羽生善治九段、渡辺明三冠と対戦があり、全て勝っています。最後の1人、谷川九段にも勝って、4戦全勝となりました。

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藤井聡太七段


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