2021.02.09
『絆』第8章 杉本昌隆×藤井聡太二冠対談の細かすぎる感想
『絆―棋士たち 師弟の物語』の第8章、杉本昌隆×藤井聡太二冠対談の個人の感想です。
お得で気軽に参加できる将棋大会『第6回 将棋情報局最強戦オンライン』11月13日開催! エントリー受付中
こんにちは。今年も直木賞を逃した編集部島田です。
今回は絶賛予約受付中の『絆―棋士たち 師弟の物語』の第8章、杉本昌隆×藤井聡太二冠対談を読んだ個人的な感想を、ただただ綴っていきたいと思います。
メニューは以下の通りです。
先に謝っておきますが、私、この師弟が好きすぎるので、多少(かなり)気持ち悪い感じになると思いますがご勘弁を。
では、早速行ってみましょーー。
(1)藤井二冠のはしご外し
これは「出会いに運命的なものを感じましたか?」という質問への答えで出てくる部分です。
これ、インタビュワー的には「運命的なものを感じた」と言ってほしいんですよね。とはいえ、実際出会ったのは子どもの頃なのでその時点で運命を感じるのは難しいんですけど。
この質問に対して杉本先生が先に答えて、「それは後から感じたことですよね」という回答をしています。完璧な回答といっていいでしょう。さすが杉本先生です。
そこで次に藤井二冠の手番です。まぁ運命とは言わないまでも「確かに後から考えると運命的と言えるかもしれません」くらいは言ってほしいところです。
しかしそこで藤井二冠の回答がこうです。
「私は運命とかを普段意識することはないですし(笑)、占いや験を担ぐこともしません。そういったものを始めるとキリがないので」
・・・来ました。気持ちいいくらいの全否定。藤井二冠はインタビュー中、基本穏やかで大人の対応なんですが、たまに、このはしご外しを食らうことがあります。これがまた気持ちいい。
たぶんご自分の中でここは妥協しないというラインがあるんでしょうね。インタビュワーとしては、さっきまで穏やかだったのに!?とビックリします。きっと野澤さんもビックリしたはず。
でも、実は私が本当に言いたいのはこれではなくて、このセリフに続けて藤井二冠が言った言葉なんです。
「私は運命とかを普段意識することはないですし(笑)、占いや験を担ぐこともしません。そういったものを始めるとキリがないので。ただ、自分としては杉本師匠に入門することができて、奨励会のときもいろいろ支えていただいて、本当に良かったなと思います」
インタビュワーが求めがちな大げさなことは言わない。運命でもない。「いろいろ支えていただいて、本当に良かったなと思います」。これだけ。でもこれが間違いなく藤井二冠の本心だってことがわかるんですよね。
「いろいろ支えていただいて、本当に良かったなと思います」
私なんて、この一言だけでご飯3杯いけますね。ってかもう、書きながら泣きそうですもん(笑)
これだけで、この本にありがとうです。
(2)存在自体がギフト
続いては杉本先生の回答から。以下のようなやり取りです。
―師匠から着物を2着贈っていただいたそうですが、恩返しに何か差し上げたいものはありますか?
藤井「うーん、なんでしょう?」
杉本「存在そのものが、これ以上ない贈り物なので。ほかに、何が欲しいかと言われても・・・」
この何気ない質問の中に不意に号泣コメントを仕込んでくるのはやめてほしいですね(苦笑)
完全にやられました。
「存在そのものが、これ以上ない贈り物」って、こんなにうれしい言葉ないですよ。
互いに相手を思いやる気持ちが、まさに『絆』。
このスペシャル対談は本書の最後第8章に掲載されてるんですが、第7章まででさんざん泣かされるんですよね(笑)
そして最後のとどめの一撃。この一冊で半年くらい余韻に浸れます。
・・・と、いうわけで『絆―棋士たち 師弟の物語』は特典付きで予約受付中です!
将棋情報局・マイナビBOOKSにてご予約いただくと、インタビュー動画、ポスター、小冊子特典が付いてきます!
3大特典がこれまた全部最&高なんですわ。ぜひ皆さんも師弟の絆の世界にどっぷりひたっていただければ幸いです。
よろしくお願いします。
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先に謝っておきますが、私、この師弟が好きすぎるので、多少(かなり)気持ち悪い感じになると思いますがご勘弁を。
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(1)藤井二冠のはしご外し
これは「出会いに運命的なものを感じましたか?」という質問への答えで出てくる部分です。
これ、インタビュワー的には「運命的なものを感じた」と言ってほしいんですよね。とはいえ、実際出会ったのは子どもの頃なのでその時点で運命を感じるのは難しいんですけど。
この質問に対して杉本先生が先に答えて、「それは後から感じたことですよね」という回答をしています。完璧な回答といっていいでしょう。さすが杉本先生です。
そこで次に藤井二冠の手番です。まぁ運命とは言わないまでも「確かに後から考えると運命的と言えるかもしれません」くらいは言ってほしいところです。
しかしそこで藤井二冠の回答がこうです。
「私は運命とかを普段意識することはないですし(笑)、占いや験を担ぐこともしません。そういったものを始めるとキリがないので」
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たぶんご自分の中でここは妥協しないというラインがあるんでしょうね。インタビュワーとしては、さっきまで穏やかだったのに!?とビックリします。きっと野澤さんもビックリしたはず。
でも、実は私が本当に言いたいのはこれではなくて、このセリフに続けて藤井二冠が言った言葉なんです。
「私は運命とかを普段意識することはないですし(笑)、占いや験を担ぐこともしません。そういったものを始めるとキリがないので。ただ、自分としては杉本師匠に入門することができて、奨励会のときもいろいろ支えていただいて、本当に良かったなと思います」
インタビュワーが求めがちな大げさなことは言わない。運命でもない。「いろいろ支えていただいて、本当に良かったなと思います」。これだけ。でもこれが間違いなく藤井二冠の本心だってことがわかるんですよね。
「いろいろ支えていただいて、本当に良かったなと思います」
私なんて、この一言だけでご飯3杯いけますね。ってかもう、書きながら泣きそうですもん(笑)
これだけで、この本にありがとうです。
(2)存在自体がギフト
続いては杉本先生の回答から。以下のようなやり取りです。
―師匠から着物を2着贈っていただいたそうですが、恩返しに何か差し上げたいものはありますか?
藤井「うーん、なんでしょう?」
杉本「存在そのものが、これ以上ない贈り物なので。ほかに、何が欲しいかと言われても・・・」
この何気ない質問の中に不意に号泣コメントを仕込んでくるのはやめてほしいですね(苦笑)
完全にやられました。
「存在そのものが、これ以上ない贈り物」って、こんなにうれしい言葉ないですよ。
互いに相手を思いやる気持ちが、まさに『絆』。
このスペシャル対談は本書の最後第8章に掲載されてるんですが、第7章まででさんざん泣かされるんですよね(笑)
そして最後のとどめの一撃。この一冊で半年くらい余韻に浸れます。
・・・と、いうわけで『絆―棋士たち 師弟の物語』は特典付きで予約受付中です!
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