最後の握手 昭和を創った15人のプロ棋士
発売日:2013-12-26
販売元:マイナビ出版
判型:四六判
ページ数:224ページ
ISBN:978-4-8399-4999-0
大山、升田が表舞台で活躍し、加藤治郎、丸田祐三、原田泰夫といった人達が将棋界内部をしっかり支えていた、それが昭和の将棋界だったと著者は言っています。大山十五世名人は盤外戦術も駆使して山田道美、二上達也といった若手の前に立ちふさがり、丸田祐三は類稀なる事務処理能力で、棋界の帳簿を握っていました。
まだ日本が貧しく、将棋界の制度も確立されていなかった時代、そこには将棋界全体にも影響する個の力がありました。本書ではその時代を実際に見てきた老師・河口俊彦七段が当時の人間模様を鮮やかに描いています。
さらに、特別書き下ろしとして加えた真部一男九段、森下卓九段編を追加。屋敷伸之九段、深浦康市九段といった現在のトップ棋士にまで筆は及びます。
本書で、将棋と時代に翻弄されながら個を貫いた15人のプロ棋士の人生に触れてみてください。
著者プロフィール
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河口俊彦(かわぐち・としひこ)
1936年11月23日生まれ。神奈川県横須賀市出身。
1951年6級で(故)小堀清一九段門。
1966年10月四段。
2000年4月七段。
2002年3月、現役引退。
将棋大賞は2004年度、東京記者会賞。
順位戦ではC級1組に19期在籍。
現役棋士時代から将棋観戦記やエッセイなどの著述活動で知られる。
「将棋マガジン」誌に連載された「対局日誌」シリーズで注目され、以来対局に臨む棋士の心理を描き続ける。現在は「NHK将棋講座」での連載コラムなどで健筆を振るう。
著書は「盤上の人生 盤外の勝負」「升田幸三の孤独」(マイナビ)「新・対局日誌1~8」(河出書房新社)、「大山康晴の晩節」(飛鳥新社)、「一局の将棋一回の人生」(新潮社)、「覇者の一手」(日本放送出版協会)など多数。
販売元:マイナビ出版
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