2017.05.03
第5回目:Little Dragons:Sea
今回紹介するのは「Little Dragons:Sea」というAssetです。有料で$37.80になります。ちょっと価格がお高めですが、いろいろな可愛いドラゴンが使え、空を飛ばすことが出来ます。また口から炎を吐いたり、火の玉を出したりすることも可能です。機能面からみると決してお高い価格ではないでしょう。
Little Dragons:Seaのインポート
Asset Storeの検索欄に「Little Dragon」と入力すると表示されます。初めての場合は「ダウンロード」→「インポート」と進んでください。筆者は何度も使用していますので、「インポート」と表示されています(図1)。
第4回目にも書きましたが、このAssetは有料ですので、初めての方には「購入」と表示されています。「購入」ボタンをクリックすると、クレジットカードの登録をしていない方は、登録画面が表示されますので、表示される指示に従ってください。クレジットカードが認証されると「ダウンロード」にボタンが変わります。一度購入すると、後は何度でもダウンロードやインポートは可能になります。この回以降有料Assetの対処法の解説は割愛させていただきますので、ご了承ください。
図1から「インポート」をクリックすると、UnityのProject内に図2のようなフォルダが作成され、必要なファイルが取り込まれます。
次にもう1個、ドラゴンを自然の中で雄大に羽ばたかせるために、自然のAssetである「Nature Starter Kit 2(無料)」をインポートします(図3)。
図3から「インポート」をクリックすると、UnityのProject内に図4のようなフォルダが作成され、必要なファイルが取り込まれます。
Nature Starter Kit 2のサンプルシーンを表示させる
まず初めに、Projectの「Assets」→「NatureStarterKit2」フォルダ内にある、Demo.unityを表示させてください(図5)。
Demo.unityは、完成されたサンプルですので、Playを実行すると動作します。このDemo.unityを今回はこのまま使用します。
ドラゴンを自然の中に配置する
インポートしたDragonはProjectの「Assets」→「Little Dragons」→「Sea Dragon」→「Prefabs」のフォルダの中に入っています。今回は「Realistic」フォルダにある「Seadragon Realistic Pink.prefab」を自然の中に配置します(図6)。
Camerasをインポートする
Unityメニューの「Assets」→「Import Package」→「Cameras」を選択します。カメラのAssetのインポートが開始されます。
Projectの「Assets」→「Standard Asstes」→「Cameras」→「Prefabs」フォルダ内に、FreeLookCamerRig.prefabがありますので、これをHierarchy内にドラッグ&ドロップします(図7)。このカメラは、いろいろな視点でScene画面内を見渡すことの出来るカメラです。このカメラを配置したら、もともとHierarchy内にあったMain Cameraは削除してください。
FreeLookCameraRigのInspectorを設定する
HierarchyからFreeLookCamerRigを選択してInspectorを表示させ、「Free Look Cam(Script)」内のTargetに右端の「」(〇に・)のアイコンをクリックして、「Seadragon Realistic Pink」を選択してください(図8)。
ドラゴンの操作方法
これだけで、もう完成です。ただ、ドランゴンの操作方法を知る必要があります。そのためには、Project内の「Assets」→「Little Dragons」→「Sea Dragon」→「Scene」フォルダ内にあるSample Scene.unityをクリックして表示させます(図9)。表示させると今まで作っていたコンテンツを保存するかと聞いてきますので、「自然の中のドラゴン」という名前で保存しておきましょう。
Sample Scene.unityを表示させると、Game画面の下に、ドラゴンの操作方法が記載されています。簡単にまとめると以下のようになります。
・W、A、S、Dキーで移動ができます。
・Spaceキーでジャンプします。
そして、次がよくわからなくて筆者が作者に直接メールして訪ねたのですが、Qキーで「飛ぶ」となっています。しかし、Qキーを押しても飛びません。
・ドラゴンを飛ばすためには、一度SpaceキーでジャンプさせてからQキーを押すと上空に舞い上がっていきます。この点を注意してください。
・マウスの左クリックで火の玉を吐きます。
・左のShiftキー+マウスの右クリックで炎を吐きます。
・Cキーで飛んでいるドラゴンが着地します。
大体、以上の操作を覚えておくといいでしょう。
他にもいろいろ操作方法が書いてありますが、各自がいろいろ試してみてください。また、キーボードの「上下左右矢印キー」でも操作は可能です。
カメラにはFreeLookCamerRigを使用していますので、Playしてマウスを動かすと視点が色々と変わります。
では、先ほど保存しておいた「自然の中のドラゴン」のシーンを、Unityメニューの「File」→「Open Scene」から開いてください。Playで実行すると、図10のように表示されます。
実際に動かした動画が、動画1になります。
「Assets Little Dragons」→「Sea Dragon」→「Scene」フォルダ内にはもう一つサンプルが入っていますので、動かして試してみるといいでしょう。Navigationを使ったサンプルで、Dragonが目的の場所まで、障害物を避けながら到着していきます。Navigationの方法については、今回の連載では触れておりません。また機会があれば紹介したいと思います。
次回は、いろいろなダンスの機能を提供する「Dance MoCap(有料)」を紹介しましょう。音楽付きで解説します。お楽しみに。