JavaScriptに静的型付け機能を加えたTypeScriptとは 『実践TypeScript』|Tech Book Zone Manatee

マナティ

JavaScriptに静的型付け機能を加えたTypeScriptとは 『実践TypeScript』

今回は『実践TypeScript』をご紹介します! この本で周りのエンジニアに差をつけよう!

実践TypeScript

大規模な開発で是非とも使いたいのが「静的型付け言語」でしょう。「静的型付け」とは変数や関数などに入る値を「この変数は文字列型」「こっちの定数は日付型」のように事前に決定する機能のことです。こうしておくことで、変数や関数に事前に定義した種類の値以外が代入されたときに実行時にエラーとして弾くことができます。こうしておくことで想定外の動作を防ぐことができるんですね。

ところが、残念なことにJavaScriptは「動的型付け言語」です。「動的」とは、先ほどの「静的」とは逆でプログラムを書くときに型を事前に定義することはできません。
そこで、JavaScriptに静的型付け機能を加えたTypeScriptが開発されました。
今回はTypeScriptの魅力、メリットを余すところなく伝える『実践TypeScript』をご紹介します。

第1部

第一部ではTypeScriptの基本的な仕様や高度な使い方について学びます。もちろん、開発環境の構築から解説しているので今までTypeScriptを使ったことがないという人でも大丈夫です。
第一部を通じて、型についての知識がゼロの状態から高度な型定義を習得するまで必要な知識を解説しています。JavaScriptの開発経験があるなら問題なく読み進めることができるでしょう。
第一部を活用してJavaScriptからのステップアップを目指しましょう。

第二部

第二部は実践編です。実際にTypeScriptを使うとすると、大体はReactやExpressなどのフレームワークと一緒に使うことになるでしょう。実践編では様々なJavaScriptフレームワークにTypeScriptを導入する際のテクニックやメリットなどを紹介しています。
また、ライブラリ公式では明言されていない「現場での実践的な型定義」も解説しているので、現場でもきっと役に立つでしょう。
第二部で、型を使った開発の快適さを実感してください。

おわりに

いかがでしたか? 「なんだかキュウクツそうだなあ……」と思った方もいるかと思いますが、この本を読んで静的型付け言語を使った開発を覚えたらもう動的型付け言語で大規模開発なんて怖くてできないでしょう。
ぜひ『実践TypeScript』で便利なTypeScriptを学びましょう!

著者プロフィール

Manatee編集部(著者)