投資 貯めたポイントの新しい使い道 ~「ポイ活」をグレードアップ(6)~
ポイントで投資を始めてみよう!
2021年から2022年にかけては、コロナ禍で先行き不安になった若者たちが、「つみたてNISA・株・投信信託」などに興味を持ち始めたというニュースを聞くようになった。金融庁が発表した『NISA口座の利用状況調査(2022年6月末時点)』の「1・NISA(一般・つみたて)・ジュニアNISA口座数/(1)NISA(一般・つみたて)総口座数」をみてみると、2022年3月時点で153万6418口座だったのが、6月末時点では165万8461口座と約8%も上昇した。30代も276万6503口座から290万3249口座と微増している。
若者たちが投資を始めるきっかけの多くはスマホアプリ。気軽にオンライン投資が始められるアドバンテージは大きいといえる。
オンライン投資に抵抗がない人たちにとってクレジットカードやコード決済で貯めたポイントをそのまま投資に使えるのは相性がいい。少額であれ現金で投資するのは抵抗がある人も少なくないだろう。その点ポイントならば、万が一損失となっても喪失感は少なく済みそうだ。
今年各社がこぞって「ポイント投資」をスタートし、2023年にはさらなる拡大が予想される。この波に乗り遅れないように、自分のカードに貯まっているポイントを有効活用してみるのもいいだろう。
楽天カード × 楽天証券 → 楽天ポイント投資 [投資信託]
ポイントを貯めやすい楽天ポイントで投資!
楽天証券に口座を開くだけで、投資信託のほか、株やバイナリーオプションに投資可能。投信信託の「スポット購入」ならば1ポイント1円、最低買付単位100円から投資を始められる。
投資Data
・対象ポイント 楽天ポイント、楽天証券ポイント・対象商品 投資信託のスポット購入(金額指定のみ)、積立注文 ※口数指定注文は対象外
・対象口座 特定口座、一般口座、NISA口座、つみたてNISA口座 ※ジュニアNISA口座は対象外
Point
楽天グループでは多くのサービスが提供され、比較的ポイントを貯めやすくなっている。ポイント利用上限もダイヤモンド会員ならば1カ月50万ポイント、ダイヤモンド会員以外は10万ポイントまで投資できる。
au PAYカード × auカブコム証券 → Pontaポイント投資 [投資信託]
可愛いキャラと一緒にポイント投資!
リクルートのネット予約サイトやローソン、auなどいろいろなシーンで貯まるPontaポイントを使って投資できる。投資信託の場合は、2,100円以上・1円単位、プチ株の場合は、1Pontaポイントから購入することができる。さらに投資信託の月間平均保有残高に応じて、毎月Pontaポイントを貯めることもできる。
投資Data
・対象ポイント Pontaポイント・対象商品 ポイント投資(投資信託)、ポイント投資(プチ株)
・対象口座 特定口座、一般口座、NISA口座、つみたてNISA口座 ※つみたてNISA、ジュニアNISA口座は対象外
Point
投資信託は購入時手数料が無料で、取引可能なファンドは1,400ファンド以上そろう。プチ株は、本人名義となるので1株でも株主なれる上、株数に応じて配当も受け取れる。
StockPoint for CHEER証券 → Stock Point [株式]
新感覚アプリでポイント運用を始める
楽天証券に口座を開くだけで、投資信託のほか、株やバイナリーオプションに投資可能。投信信託の「スポット購入」ならば1ポイント1円、最低買付単位100円から投資を始められる。
投資Data
・対象ポイント StockPoint・対象商品 44種類の米国株・ETF
・対象口座 ―
Point
投資の知識が身に着くクイズに答えながら正解するとポイントがもらえる新しい感覚の投資アプリ。もらったポイントを運用して株を購入すれば、さらに投資ができる優れもの。
三井住友カード × SBI証券 → Vポイント投資 [投資信託]
2022年5月にスタートしたポイント投資
Vポイントは、三井住友銀行、三井住友カード、プロミスなどのサービス利用で貯めることができる。投資を始めるにはSBI証券の証券口座をすでに持っているか、三井住友カードのWEBサイトやVpassアプリ経由で証券口座を開設する必要がある。開設後は、SBI証券おすすめの投資信託にVポイントで投資できるようになる。
投資Data
・対象ポイント Vポイント・対象商品 SBI証券が取り扱う投資信託(※株式投資は対象外)
・対象口座 SBI証券の三井住友カード仲介口座ほか
Point
Vポイントは三井住友銀行や三井住友カードの取引でけっこう貯まるポイントなので、それを投資に使えるのは効率がいい。ちなみに現金化やアプリでiD決済することもできる。
Visa LINE Payクレジットカード × LINE証券 → つみたて投資 [投資信託]
日々使っているLINEのポイントで投資
多くの人が使っているLINE内で使うLINEポイントで投資できるサービス。ポイントはショッピングやゲームで貯めることもできる。アプリ内の「ウォレット」画面から始められる手軽さは、間口が広く年齢層問わず興味を持ちそうだ。投資を始めるには、LINE証券の口座開設が必須となる。入金はポイントを入力するだけ。
投資Data
・対象ポイント LINEポイント・対象商品 つみたてNISA(分配金再投資型の投資信託のみ)
・対象口座 LINE証券のNISA口座
Point
LINEポイントの貯め方に「Visa LINE Payクレジットカード」を連携させる方法がある。LINE Payアカウントに登録して決済すると上限なしでLINEポイントが1%還元される。