口座開設のしかた 運用を始める前に準備しておきたい
2022.11.14
「特定口座」なら納税までおまかせできる
特定口座を開設する
証券口座の開設で投資が便利に
投資信託を始めるには、まず口座を開設する必要があります。銀行や運用会社で口座を作ればファンドを購入することができますが、今後、さまざまな方法で資産運用を行うことも視野に入れ、証券会社に口座を開設することをおすすめします。証券会社には、ネット証券から店舗型証券までいろんな会社があり、手数料やおすすめのサービスが異なります。ここでは、ネット証券の口座開設の仕方を説明します。
ネット証券には、店舗型証券や銀行などと比較して、ファンドの取り扱い本数が多く、販売手数料などのコストも安いという利点があります。銀行口座との連携があるネット証券を選ぶと、より便利です。また、ネット証券は投資する際のシミュレーションソフトや投資情報なども充実しています。
スマホで簡単にできる! 口座開設の手順
SBI証券の場合
(1)ホームページの「口座開設はこちら」をタップ
(2)メールアドレスを登録
(3)登録したメールアドレスに届いた認証コードを入力
(4)お客様情報を入力
(5)規約等を読んで同意
(6)「ネットで口座開設」を選択
「郵送で口座開設」を選ぶと書類が郵送で届く
(7)表示されたユーザーネームとパスワードを入力して「本人確認書類の提出」に進む
スマホカメラで書類(マイナンバーカード)を撮影する
自分の顔もその場で撮影して提出する
口座開設完了通知がメールで届く
投資初心者には「特定口座」がおすすめ
証券口座には「一般口座」と「特定口座」の2種類があります。一般口座は金融商品の1年間の売買損益をすべて自分自身で集計して、確定申告を行わなければならず、投資初心者には不向きと言えます。
特定口座は、証券会社が売買の集計を行い年間取引報告書を作成してくれます。さらに特定口座には「源泉徴収あり」「源泉徴収なし」の2種類があり、「源泉徴収あり」を選べば、納税も証券会社が行ってくれるため、確定申告の必要がありません。ただし、取引ごとに集計納税しますので、トータルでマイナスであっても納税しているというデメリットがありますが、その場合は自分で確定申告すれば、還付もできます。
「源泉徴収なし」は、証券会社が発行する年間取引報告書を元に自分で確定申告し、納税することが必要となりますが、一般口座とは違い、売買の集計を自分で行わなくてよいというメリットがあります。