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決済データからCO2排出量がわかる
国内初のクレジットカード 開発への挑戦

環境のため何かできることはないか
そう考えるお客様のニーズにお応えしたい


 今年は夏前から猛暑が続くなど気候変動の影響が如実に現れました。この地球環境の異変に対して何か手は打てないのかと、カード会社も危機感を高めています。

 昨年のCOP26で世界のカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出ゼロ)の動きが加速して、日本は2050年までに達成を目指すことになりました。

 クレディセゾンはサスティナビリティ推進委員会を立ち上げ、環境への取り組みの情報開示を進めるとともに、消費者向けのサービス開発にも乗り出していますのでここで紹介します。


岩田 昨今異常気象について、カードユーザーの皆さんも「何かやらなきゃ大変だ」と心配されているのですが、実際行動できる人は少ないと思います。

田中 脱炭素社会を目指すといっても、私たちがどれくらいのCO2を日々出しているのか、まず現状を知らないと何もできません。カード決済データは日々の消費活動そのものと言えます。決済データを活用してできることはないかと考えましたが、国内ではまだ前例がありませんでした。

岩田 世界のどこかに先進的なモデルがあるのですか。

田中 スウェーデンにドコノミーという会社があり、CO2排出量を可視化できる技術を持っており、世界では35ヵ国、5億人がそのサービスを使っています。しかも、米国では、カード決済データに基づくCO2排出量の可視化のソリューションも提供しているんです。データサイエンスを扱う企業であるDATAFLUCTがドコノミーの日本代理店であったことから、クレディセゾンとドコノミーとDATAFLUCTの3社の共創が実現して、国内初でカード決済データを活用したCO2排出量の可視化を目指すことになりました。



 

カーボンニュートラルの世界観に合ったカードレス、ペーパーレスのサービスを提供


岩田 クレディセゾンは具体的にはどういった関わり方をなさったのですか。

田中 もともとドコノミーが決済データをもとにCO2排出量を可視化する技術を持っているので、それを日本版にカスタマイズすることを考えました。クレジットカード決済の利用店舗情報と利用金額を掛け合わせることで、個人のCO2排出量の傾向をつかむことができるんです。例えば、交通機関を利用する際、飛行機より電車を使った方が断然CO2排出量が少なくなります。ですからどの交通手段を使うかが重要になるわけです。毎月の利用明細を通じてどのカテゴリーでCO2排出量が多いのか、先月と比べて減ったのかを知ることができる仕掛けです。

岩田 このシステムは大掛かりですから作り上げるのに時間がかかったでしょう。

田中 いや、半年ほどでした。当社では前からマーケティングにデータを活用するための工夫をしています。加盟店から連携される決済情報は店名がカタカナ、英語、半角、全角とバラバラでそのままでは有効なデータとしては活用できませんので、業種などカテゴリー分類をしています。それがあったから、ドコノミーの持っている可視化のルールに紐付けることができ、今回のプロジェクト事業を急速に進めることができました。

岩田 先見の明があったのですね。

田中 もう一つは「SAISON CARD Digital」という汎用性の高い、多様な協業に適した決済サービスがあったことです。提携カードをイチから作るのは大変なことです。

岩田 タイミングよかったんですね。

田中 SAISON CARD Digitalは、申込から利用・管理までスマホで完結できるサービスです。紙の請求書を出さなくて良いとか、物理カードを発行しないカードレスとかbecoz cardの世界観と一致したものになっています。
また、このサービスは、CO2削減のために何かを我慢することではなく、カーボンオフセットという選択肢も提示しています。今後は、環境によいプロダクトの紹介など、お客様が楽しみながら、環境によい生活を送っていただけるように、サービスを拡充していきたいと考えています。