家計簿の活用でお金の流れを管理、ムダな出費を見直す方法
家計簿をつけて自身の生活を客観視する
お金を貯めたい人にとって、家計簿をつけることは必須です。家計簿をつけることで、自身の生活を知ることができます。収入に対してどんな出費をしているのか、無駄なものにお金を使っていないかを客観視できるのです。
家計簿は収入と支出をつけることから始まります。重要なのは、支出の内容を把握することです。
まずは支出を「住居費」「食費」「保険料」「交際費」など大きく10費目ほどに振り分けます。 ここでポイントなのが、これらをさらに「固定費」と「変動費」に分けることです。
節約というと、買い物を控えるなど、「変動費」に目を向けることが多いと思います。変動費はさまざまな工夫で抑えることができるので、節約の効果が直ちに現れるというメリットがあります。
ただ変動費は、見直しても一過性のものなので、実は見直しが必要なのは「固定費」です。
例えば、住宅関連費には家賃や住宅ローン、税金などが含まれます。家賃は手取り月収の25%までが理想的です。大きくオーバーしている場合は、引越しなども視野に入れる必要があります。 また住宅ローンについても、金融機関に相談し、今よりも金利が下がるようであれば借り換えをしましょう。長期で見ると数百万円の削減ができることもあります。
そして多くの人が加入している保険ですが、保険会社にすすめられるまま、必要以上に高額な保険に加入していることがあります。また、ライフステージの変化によっては見直しが必要になることも。保険の見直しは必ずすることをおすすめします。
「資産」と「負債」を合わせて考える
家計簿でお金の流れを把握したら次は資産の把握です。 資産は大きく2つに分かれます。
1つは現金化した際の価値となる「資産」、もう1つは住宅ローンや車をローンで支払っている場合の「負債」です。資産のうち、自動車、生命保険、株などは売却した場合の返戻金で考えます。そして資産から負債を引いた残りが「純資産」となります。
お金を増やしたいのであれば純資産を増やしていくことが重要です。負債のことまで気にかけない場合が多いですが、改めて把握することが負債を意識しそれ以上増やさないように心がけるきっかけとなるでしょう。
まずはお金の流れを知ること、そして生活パターンを再確認し、無駄なところは見直し、現時点での資産と負債を把握すれば資産はどんどん増えていくのです。
家計簿アプリを利用する
家計簿をつけることが大事であることはわかっていても、実際は面倒で今まで続いたことがないという人もいるでしょう。そんな人には「家計簿アプリ」を活用することをおすすめします。家計簿アプリによって資産が自動的に管理されることで、日々の支出のバランスや、クレジットカードの使い過ぎを確認することも可能になります。
例えば、人気の家計簿アプリ「マネーフォワード ME」は、普段利用している銀行・クレジットカード・証券会社などの口座を自動的にまとめてくれて、家計や資産を一元管理できるという機能があります。 無料で使えるアプリも多数ありますので、自身の無駄遣いに気づくためにも、是非利用をおすすめします。