「簡単カタコト英会話」秘話-1 英語の落ちこぼれ人生から脱出しよう! | マイナビブックス

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「簡単カタコト英会話」秘話-1 英語の落ちこぼれ人生から脱出しよう!

2015.12.28 | 編集部

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編集者Kです。絵に描いたような「英語の落ちこぼれ組」の1人ですが、英語ができない人は日本社会で冷遇されることが多いですよね。学校の試験はもちろんのこと、受験や就職の際にも辛い思いをしたことはありませんか?

落ちこぼれになった理由はいろいろあると思いますが、私の場合は中学校で「one floor」「two floor」「three floor」「four floor」「five floor」「six floor」ではなく、「first floor」「second floor」「third floor」 「fourth floor」「fifth floor」「sixth floor」だから覚えるようにと言われた瞬間でした。最初に習った「This is a pen」はそれなりに楽しかったのに「one、two、three…」じゃないの?と疑問を持った時点で英語が苦手になりました。さらにイギリスでは1階が「ground floor」、2階が「first floor」になるからと言われても、元々暗記は得意ではないので、納得できないことを無理やり覚えるのは苦痛でしかありません。

自分は英語がそこそこできると自信を持っている方は、この話を聞くと「バカなやつだなあ」と思われるでしょうが、それなら11階、12階を英語で正しく綴れる人はどれぐらいいるのでしょうか。「11th floor」や「12th floor」ではなく、ちゃんと書けるのでしょうか?あと地下4階もぜひお願いしたいところです。

しかし、いくら文句を言っても中学英語で躓くようでは完全に「英語の落ちこぼれ組」です。高校や大学の進学には大きな障害となるだけではなく、なんとか大学に入学できたとしても基礎教科で英語の単位を取らないと学年が上がらず専門教科を本格的に学ぶことすらできません。

社会に出ると職業によっては英語と疎遠になることもできますが、社長がある日突然「我々はこれからグローバル企業を目指す。だから、今日から社内の会話は英語しか認めない」とか言い出されたりすると降格か退社に追い込まれる可能性もあります。そして、再就職しようとすると「TOEIC何点ですか?」と聞かれて門前払い…まともな職に就けずにコンプレックスを抱えたまま路頭に迷うかもしれません。

また、訪日外国人が年間で2000万人を越えようとしている現在、以前にも増して私たちの日常生活で海外の方と接する機会が多くなりました。グローバル化が進むと渡航もさらに当たり前になってくるでしょう。誰しも英語はできないよりもできたほうがいいと思っていますし、「落ちこぼれ組」の人たちもそれはよくわかっています。だから、苦手だと言っても入門書や教材を購入して何度もチャンレンジしては挫折を繰り返していることも多いのです。

私の場合、何冊入門書を購入したかわかりませんし、携帯型ゲーム機やスマートフォンの登場によって、電車の中でも手軽に学べるようになりましたが、どの教材を使ってもなかなか上達しませんでした。根性なしと言われれば返す言葉もありませんが、そんな時に英語教育のエキスパートである岩村圭南先生にお会いしたのです。先生に海外取材で宿泊したホテルの部屋の鍵を室内に入れたままロックしてしまい、それを従業員に伝えるのにかなり苦労したという話をすると、「そんなの、Key inside. Me outside. Help me. でいいんだよ」と言われました。なるほど、私でも知っている単語しか使っていませんが、これなら相手に通じそうです。今までにない驚きがありました。

この時の詳しいやり取りは、岩村先生の著書『困った場面を切り抜ける簡単カタコト英会話』に収録されていますが、英語がどんなに苦手な人でもきちんと相手に伝わる英会話ができるようにという先生の思いがこの本には込められています。また、本書と連動した岩村先生の解説を専用サイトより音声で聴くことができるので、ネイティブに通じる発音もしっかりと学ぶことができます。

これまで英語に挫折してきた皆さん、私も一緒にがんばりますので、もう一度だけ英語の勉強にチャレンジしてみませんか?