今週23日発売の「山田式 最速で上達する詰碁」。
以前にもご紹介したように、本書は形はシンプルでも、一筋縄ではいかない詰碁が200題収録されています。
その表紙がこちらです。
この表紙の詰碁は、本書の一番難しいAランクの章に掲載されています。
改めて問題図でご覧下さい。
特に変わった形ではなく、やはり実戦にも現れそうな形をしています。
ただ、そこはAランクに載っている問題。何かしらのワナが用意してあります。そのあたりを頭にいれて正解を考えてみてください。
以下、正解図になります。
正解は黒1のアテ(!)から、黒3、5で分かり易く白が死んでいます。あっけない手順で拍子抜けされるかもしれませんね。
詰碁を解き慣れている方ほど、失敗図のように急所らしき所から考えてしまい、黒1のアテは見落としがちになるのではないでしょうか? そういった意味では少々イジワルな問題でした。
“見た目はやさしそうでも、二重、三重のワナが潜んでいる問題が多いので、ご注意ください(笑) ”と、山田先生がはしがきで述べている理由がこの問題を見ただけでも分かると思います。
また、全問無条件死が正解で、コウになっては失敗ですので、コウ嫌い(?)な方も安心して取り組めるのが本書の特徴です。
では、最後にもう1問。
実はこの問題も表紙に載せる候補になっていました。やはり初手がポイントとなります。
正解は本書で確認してみてください。