苑田流 戦いの虎の巻

こんにちわ、ウメです。
先日、「苑田流 戦いの虎の巻」が発売されました。
著者はもちろん苑田勇一九段です。
 

突然ですが、みなさんは「東洋囲碁」というインターネットの碁会所をご存知ですか?
そこではコンテンツの一つとして、苑田九段のライブ講座が行われています。
ですが、苑田九段はコンピューターを使うのが不得意のようで、息子さんに操作を任せて自分は喋るだけ、という形で講座を進めているようです。
実際に講座を見てみると、関西弁で冗談を交えながら進んでいくので、間違えて囲碁の講座ではないものを見てしまったかと思うほどの面白さです。
しかし、西の宇宙流と言われるほどの苑田九段の講座。やはり一番おもしろいのは、独自の理論による解説です。
 

この度発売した「苑田流 戦いの虎の巻」は苑田九段のライブ講座を、「戦い」に焦点を合わせて書籍にまとめたものです。
いつも出てくるのに毎回悩んでしまうような、「戦い」の局面をピックアップしています。ライブ講座にある冗談や雑談は省いてありますが、その分内容がぎっしり詰まっています。
例えば、下の図をご覧ください。
 


 

右下隅で定石ができたところです。みなさん白1のカカリには、黒2とハサんでいませんか?
なんと、苑田九段の理論では『黒2は小さい場所に打っている』というのです!
驚きですね。他にも常識(思い込み?)を覆すような手ばかりを解説しています。
 

苑田理論をすでに知っている方も、初めて聞いたという方も、ぜひ手に取ってみてください。いつのまにか「戦い」の力がぐんと強くなっていると思いますよ!
 

 
囲碁人ブックス 苑田流 戦いの虎の巻
著者:苑田勇一
定価:1,470円(税込) 発売日:2012年01月25日
カテゴリ: 上級者, 初心者, 新刊案内, 編集部から