みなさんこんにちは、囲碁人編集部のウメです。
先日の日曜日いつものようにお昼ご飯を食べながら、NHK杯(王立誠九段対井山裕太九段)を見ていると、1図のような形が出てきました。
黒の一間ジマリに白1のツケ、どう受けるのかと思っていたら……
黒2のコスミ!
あまり目にしたことがない手で、さすがプロはすごい手を打つな、と思いながら観ていました。
でも、しばらく見ているうちに、とんでもないことに気がついてしまいました!
黒2のコスミは今月発売予定の「シマリの急所 小目の一間、大ゲイマジマリ編」で詳しく解説している手だったことを、すっかり忘れていたのです。
この本を作っているときにも、すごい手だと思っていたはずなのですが……
アマチュアは「覚えては忘れる」の繰り返しで強くなると言いますが、さすがにヘコんでしまいました……
NHK杯ではコウ材に使っただけでしたが、「シマリの急所」では1図の黒2のコスミに対する変化だけで、たっぷり15ページ解説しています。
他にも、白が外からツケてきたときや、星の一路右にノゾいてきた場合、黒が大ゲイマジマリのときの変化など、内容盛りだくさんになっています。
溝上八段の力作、ぜひ手にとってみてください!