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第3回 新刊案内!『アマ必勝の新作戦! 囲碁・奇襲事典』ひたすら広げて入らせよう! カカリから一間トビ

『アマ必勝の新作戦! 囲碁・奇襲事典』が7月11日に発売されます。
本書は、山本賢太郎五段によるした手打ちの必勝法をまとめたものです。書籍化にあたり後藤俊午九段との共同研究も加わり、互先やうわ手相手にも使える作戦として紹介しています。
まずは、うわ手が採用してはいけない作戦、互先でいうと形勢不利のときに採用してはいけない手の解説から入り、その代案を示す形で作戦を紹介しています。
書籍の後半では、さらに踏み込み、「これぞ奇襲!」というべき作戦を紹介しています。
碁空では、5回にわたり本書の内容の一部をご紹介します。


山賢流「カカリから一間トビ」


山型よりも中央への一間トビ白9が断然お薦めです。

 


黒の応手1

黒1を誘っています。黒3も自然な手ですが、ここで白4が打ちたい手です。大きな戦いに引きずり込む作戦。こうなると、黒□の天元の石も急に不安になりませんか?

 


1図

隅に対しては白1の三々が狙いです。白9まで、ますは隅を白地化して、次に周りの黒に狙いを付けます。

 


黒の応手2

黒1は冷静沈着な好手ですが、なおも白2と高圧します。黒の立場ならば、右辺の白模様がとてつもなく大きくなりそうでとても気になるでしょう。

 


1図

黒1、3、5、7と徹底的に隅を固めました。
堅実で侮れませんが、白8、10と大きく構えます。黒地は四隅確定ですが、これ以上は増えにくい形。白は辺と中央で勝負します。

 


2図(黒の入り方1)

そろそろ黒1などと入るタイミングでしょう。全く入らずに白の確定地になれば、黒は地合いで負けてしまう可能性があります。
白はここでどう攻めるかです。

 


3図(第一感)

第一感は白1のボウシですね。黒2のツメも根拠を得る好手ですが、白3、5と利かしてから、白7、9と鷹揚に構えておきます。もちろん確定地は黒が多いですが、白は中央の模様で勝負する作戦です。

 

アマ必勝の新作戦! 囲碁・奇襲事典』では、16,000局の対局から編み出した必殺技を分かりやすく紹介しています。


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