第３図以下の指し手
△８四角　▲４六歩　△６五歩　▲同　歩
△４六歩　▲同　角　△７三桂　▲６六銀
△４五歩　▲６八角　△６二飛　▲１四歩
△同　歩　▲１三歩　△同　香　▲１七桂
△２四銀　▲４六歩　△５七歩（第４図）

ついぞ分からず
考えて上がったはずだった▲４六銀だったがあっさり△４五歩と突かれてまずいと思った。当然見えてはいたのだが実際突かれて困ってしまった。
ならば▲３八飛か▲１八香か。
今見ると▲９八香と上がってさらに固めるという順もやってみたかった。

本譜は△５五歩から中央に飛を転換させ後手が気持ちよさそうだ。
△６四歩で角道が止まり、６三があいたので、何かありそうな気もしたが、
ついぞ分からなかった。

うまい焦点の歩
６筋対４筋の突っかけあいが始まった。こちらは３七銀が邪魔していて、桂を跳ねる順がないのであまり利いていない。

盤上の右側の駒を展開させるためにも、△４六歩には▲同銀としたいが、
△４八角成があるので▲同角の一手。
だが、△７三桂がぴったりだった。

　第４図以下の指し手
▲４五歩　△３三銀右▲２五歩　△１五銀
▲３五歩　△６五桂　▲３四歩　△同　金
▲３五歩　△同　金　▲７五歩　△３六歩
▲４八銀　△２六銀　▲６五銀　△同　飛
▲５七銀　△３七歩成▲３四歩　△同　金
▲４六桂　△４五金　▲７七角　△４四歩
▲３四歩　△４二銀　▲６六銀　△６一飛
▲５五銀　△３五銀　▲３九飛　△３八歩
▲２九飛　△７五歩　▲９六歩　△８六歩
▲同　角　△６六歩　▲同　銀　△４六金
▲７五銀　△８五歩　▲８四銀　△８六歩
▲６六歩　△５四角　▲２四歩　△同　歩
▲３三歩成△同　銀　▲３六歩　△８一飛
▲７三角　　　　　　　　　　（第５図）

△５七歩（第４図）はうまい焦点の歩。
取る駒が４通りあるがどれも△６五桂が見えている。

 

 

　 　 　

 

山田−船戸戦の棋譜
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