△８三飛（第２図）は浮くかどうか迷っていたのですが、本譜のように△４五歩と突いて△１九角成とした時に▲４六角と出られて△２九馬と寄れなくなる。

迷った末△８三飛を選択したのですが、二の足を踏んだ大悪手でした。

まだ、７八金のまま攻めあったほうがよかったです。

悪くなったまま、でも、諦めないで戦おうって思いました。

私は、勝負は自分が諦めるまでか、詰んだ状態で自分自身の諦めがつくまでと思っています。

 

だから諦めず、隙があれば入玉を考えていました。

▲２五桂（第３図）では▲５四桂を読んでいました。

そうなると△３三玉▲４二桂成△４四玉と粘ろうと思っていたのですが･･･。

▲２五桂は予想外で、この時、私の頭の中では△２一桂と守る手、そして△３一桂が浮かんでいました。

結果的にはまだ△３一桂の方がよかったみたいですが、

△２一桂の後の▲５三金がまったく読んでいませんでした。

 

完全なる読み負けです。

 

　 　 　

 

村田−鈴木戦の棋譜
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