第４図以降の指し手
▲５一飛△４四角▲３五歩△２五金
▲９一飛成△１五歩▲２六香△３七歩
▲同　桂△１七桂　　　　（第５図）

あわてて指した手
少し形勢が良い斎田の攻めが急所に伸びてきて
寄せが決まりそうになったのが第４図。
ここで先手は単に▲５一飛と打ったのだが、
▲３五銀△同金としてから▲５一飛（参考２図）と打っていれば先手が勝ちだった。
実戦のように△４四角と歩を払われてみると、後手玉の嫌味がなくなってしまった。


この▲５一飛は盤側から見ていて斎田があわてて指したと思われる唯一の手だった。ずっと秒読みの中うまく指していた斎田がここにきてミスを出してしまったのだ。

　 　 　

 

斎田−鈴木戦の棋譜
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