この星で君と生きるための幾億の理由
かつてある約束をした女の子がいた。 僕はその約束だけを心のよすがにして生きてきた。
ファン文庫Tears、長編小説第2弾
綾崎隼氏推薦
「大人になると忘れてしまうもの。
大人になると見失ってしまうもの。
青海野灰が描く純度の高い物語は、
僕らが手放したものを、いつも思い出させてくれます。
時に。苦しくなるほどに。鮮やかに。」
【あらすじ】
高校二年生の漣(れん)は、父の転勤の都合で転校してきたばかりだが、クラスメイトと交流する気は一切ない。漣はある女の子との約束だけを心のよすがにして生きている。ある日の授業中、机の中に見覚えのない一冊のノートが入っているのに気付く。中身を確認しようと開くと、その瞬間目に飛び込んできたのは、「遺書」という文字だった。漣はノートの向こう側にいる誰かを救うため、シャーペンを手に取る……。
目次
一話 命の天秤 二話 暁の猫 三話 沢山の小さな想い出 四話 君のいない現在 五話 僕たちの夏 六話 友達でいて 七話 久しぶりだね 八話 夜に落ちる 九話 手紙 エピローグ 君と生きる幾億の理由 |
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