ワイモバイルの低速モードを詳しく解説!通信速度が遅くなる理由と回避するテクニックを紹介します。

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ワイモバイルの低速モードは、契約プランのデータ容量を使い切った際に発生する通信速度制限です。

節約のために任意で設定できる低速モードの機能はありません

そのため、通信制限による不便を防ぐには、ユーザーがあらかじめ対処法を把握しておくことが大切です。

本記事では、低速モード時の通信速度や解除方法に加え、データ通信量を抑える具体的な節約術をご紹介します。

賢くワイモバイルを活用し、通信制限によるストレスや追加料金を回避しましょう。

他社の格安SIMと比較したい方は、以下の記事もおすすめです。

目次

ワイモバイルではデータ容量を使い切ると低速モードになる

ワイモバイルにおける低速モードは、データ容量を使い切ったことによる通信速度制限を指します。

では、低速モードになると通信速度は実際にどの程度まで低下するのかを紹介します。

シンプル2 Sの低速モードは最大通信速度300kbps

ワイモバイルの「シンプル2 S」は、月間データ容量が4GBに設定された最少データ容量プランです。

4GBを超過すると、通信速度の制限が最大300kbpsにまで低下されます。

最大300kbpsの通信速度では、多くのインターネットサービスの利用に支障をきたす可能性があります。

理解しやすいように100〜300kbpsでできることについてまとめました。

100kbps200kbps300kbps
LINE(メッセージ)
LINE(通話)×
LINE(ビデオ通話)××
ネットサーフィン
Instagramなど画像系××
YouTubeなど動画系×××
AmazonMusicなど音楽系(HDストリーミング再生)×××
アプリ(ニュース系)
アプリ(簡単なゲーム)×××
アプリ(複雑なゲーム)×××

「シンプル2 S」の低速モードは、最大通信速度が300kbpsであるため、場合によっては100kbps以下にまで低下することも考えられます。

100kbps以下では、LINEメッセージやテキスト以外の操作はほとんどできません

こうした制限のストレスを防ぐため、次に紹介する回避方法もぜひ参考にしてください

シンプル2 M/Lの低速モードは最大通信速度1Mbps

「シンプル2 M」は月20GB、「シンプル2 L」の場合は月30GBのデータ容量を利用できます。

いずれのプランも容量を超過した場合は低速モードに切り替わり、通信速度が最大1Mbpsまで低下します。

1Mbpsでできることは以下の通りです。

500kbps1Mbps10Mbps
LINE(メッセージ)
LINE(通話)
LINE(ビデオ通話)
ネットサーフィン
Instagramなど画像系 △
YouTubeなど動画系
AmazonMusicなど音楽系(HDストリーミング再生)
アプリ(ニュース系)
アプリ(簡単なゲーム)
アプリ(複雑なゲーム)××

1Mbpsの通信速度は、kbpsと比較して利用できるインターネット通信の幅が大きく広がります。

YouTubeやNetflixなどの動画系に関しても標準画質で視聴が可能なので、普段の生活にもほとんど支障はないでしょう。

【注意】最大128kbpsになるケースもある

ワイモバイルの低速モードは、通常の通信速度を低下させる速度制限ですが、低速モード状態でもデータ通信をしすぎると、さらに低速の最大128kbpsに低下してしまいます。

128kbpsに低下する条件は、1ヵ月内で低速モードでのデータ使用量が契約プランのデータ容量の半分を超えた場合です。

128kbpsになる条件
  • シンプル2 S:低速モードで2GBを使った場合
  • シンプル2 M:低速モードで10GBを使った場合
  • シンプル2 L:低速モードで15GBを使った場合

特に「シンプル2 M/L」の低速モード(1Mbps)は、低速ではあるものの基本的な操作は可能であるため、ついつい使いすぎてしまうユーザーが多く見られます。

1回目の低速モードに切り替わった際はワイモバイルから通知メールが届きますので、確認した後はデータ使用量をなるべく抑えるように意識しましょう。

ワイモバイルに任意の低速モードはない

一部の格安SIMでは、ユーザーが任意でデータ通信速度を低速にできる「節約モード」機能が利用可能です。

節約モードでは、通信速度が低速になるもののデータが消費されなくなるため、大幅な通信容量の節約につながります。

ワイモバイルの場合は任意の節約モードはないため、データ容量を節約したい場合はユーザーが自己管理しなければなりません。

ワイモバイルの低速モードが解除されるには?

ワイモバイルの低速モードが解除される条件は2つです。

1つは月の途中でも反映される方法なので、すぐに高速通信に戻したい方には有効な方法です。

詳しく解説しますので、参考にしてください。

データチャージを行う

定額制プランの格安SIMでは、低速になった際にデータ容量の追加が可能です。

ワイモバイルのデータチャージ料金は「0.5GB/550円」となっており、低速モードの通知メールかオンライン、またはカスタマーセンターへの問い合わせで追加できます。

なお、ワイモバイルにはデータチャージの方法として以下の2通りがあります。

オートチャージON(快適モード)
オートチャージOFF(制限モード)
  • 契約プランのデータ容量を使い切った場合に設定した回数内であれば自動でデータチャージがされる。手動でのデータチャージはしなくてよくなりますが、「追加回数分×550円」が発生するので使いすぎには注意しましょう。
  • 契約プランのデータ容量を使い切った際に手動でデータ追加を行う方法です。

どちらの方法を使うかはユーザー次第ですので、低速モードになった際のことを考えてから検討しましょう。

翌月の切り替わりまで待つ

ワイモバイルの低速モード時の通信速度は「シンプル2 S」で最大300kbps、「シンプル2 M/L」で最大1Mbpsとなっています。

この通信速度であれば、動画視聴やオンラインゲーム・SNS投稿などをしない限り日常生活に大きな影響はありません。

そのため、データチャージなどに出費をかけず、翌月1日の低速モード解除まで我慢するのも1つの方法です。

低速モードを回避する方法

ここからは、ワイモバイルにおける低速モードにならないようにする対策を紹介します。

ワイモバイルの機能を利用するケースやユーザー自身の意識的な操作で回避できる方法もあるので、ぜひチェックしてみてください。

データ増量オプションに加入する

料金550円/月
概要プランに応じたデータが増量されるシンプル2
S:2GB増量シンプル2
M:5GB増量シンプル2
L:5GB増量

ワイモバイルのデータ増量オプションは、プランに応じて2GBまたは5GBのデータを追加できるサービスです。

0.5GBで550円のデータチャージ機能と比べるとかなりお得なオプションといえます。

ただし、データ増量オプションは月の途中でのデータ追加はできません。

申し込んでも反映されるのは毎月1日からとなり「シンプル2 M」なら25GB、「シンプル2 L」なら35GBで1ヵ月がスタートします。

月の途中にデータを使い切ってからの申し込みでは間に合わないため、事前申請は必須です。

データ増量オプションは、申し込みから最初の6か月は無料で利用できるキャンペーンが実施されています。

ぜひキャンペーン期間中にお申し込みください。

繰り越しを利用する

ワイモバイルでは、余ったデータ容量を翌月へ繰り越すことができます

1ヵ月のデータ使用量を意識的に抑えることで、翌月に多くのデータを確保できるのでうまく活用しましょう。

なお、データ増量オプションで追加したデータ容量も繰り越しの対象です。

繰り越し上限は各プランの最大データ容量(※データ増量オプションを使用した場合は合計データ容量が上限)までですが、翌月にプランを変更する場合は注意が必要です。

例えば、プランをグレードダウンした場合、繰り越しできるデータ容量は変更したプランの上限となります。

  • 「シンプル2 M(20GB)」で10GB余り、翌月も同プランを継続する場合は10GBすべて繰り越し可能
  • 「シンプル2 M(20GB)」で10GB余り、翌月に「シンプル2 S(4GB)」に変更する場合は4GBまでしか繰り越せない

なるべくWi-Fiがある環境下で通信する

データ使用を抑えるにはWi-Fi環境での利用がおすすめです。

自宅に固定回線を導入すればデータ容量を抑えられるため、外出時により多くのデータ容量を使用できます。

ワイモバイルユーザーの場合は、ソフトバンクが提供する「ソフトバンク光」または「ソフトバンクエアー」と契約すると、「おうち割光セット(A)」が適用されて基本料金が最大1,650円割引となります。

外出が多い場合はポケット型Wi-Fiがおすすめです。

1日を通してスマホのデータ容量を節約できることに加えて通信環境も整えられます。

ワイモバイルからもポケット型Wi-Fiは提供されていますので、チェックしてみましょう。

注意

フリーWi-Fiへの接続はセキュリティの観点からおすすめできません。

もし利用するのであれば、VPNなどを併用してインターネットセキュリティを強化しましょう。

当サイトでは、光回線やホームルーター、ポケット型Wi-Fiに関する記事も用意しておりますので、ぜひご覧ください。

使わないアプリのバックグラウンド通信をオフにする

利用頻度が低いアプリのバックグラウンド通信をオフにすることで、データ容量を効率的に節約できます。

バックグラウンド通信とは、アプリを開いていない状態でもサーバーと接続される機能のことです。

この機能が作動していると、わずかながらデータ容量とスマホのバッテリーを消費します。

LINEなど日常的に使用するアプリでは、バックグラウンドをオフにするとメッセージの受信や通知が機能しなくなるため、不要なアプリだけをオフにするのが適切です。

アプリの自動アップデートをオフにする

スマホアプリは、自動アップデートをオンにしているとバージョンが新しくなるたびにユーザーの意思に関係なく自動アップデートが開始されます。

アプリの量が多いとそれだけ自動的にデータが消費されるため、自動アップデートをオフにしておくことでデータ消費の大幅な節約につながり、低速モードを回避できます。

自動アップデートは「Wi-Fi接続時のみ開始」といったことも可能なので、お使いのデバイスで事前に設定しておきましょう。

低速モードに関するよくある質問

低速モードに関するよくある質問をまとめたので、各項目に回答していきます。

ワイモバイルの検討材料にしてみてくださいね。

使用データ容量を確認する方法は?

「My SoftBankアプリ」または「My Y!mobileウェブ」から可能です。

現在の通信量のほかにも過去6ヵ月間のデータ通信量の確認や、データチャージ・オートチャージの設定もできます。

低速モードになると通知されますか?

通信速度低下の開始時にお知らせメールが登録のメールアドレスに届きます。

そのメールに記載されているリンクからデータチャージも可能です。

ワイモバイルで大容量プランを使うにはどうすればいい?

ワイモバイル内でサブ回線を契約するのが有効です。

ワイモバイルでは同一名義での契約が10回線まで可能となっています。

同一名義でも家族割引サービスは適用されるため、お得に利用できるメリットがあります。

ただし、ワイモバイルはデータ通信のみの契約プランを提供していないため、サブ回線をデータ専用にしたい場合は他社の格安SIMを検討する必要があります。

任意で低速(節約)モードが可能な格安SIM

ワイモバイルでは節約のための低速モードは利用できませんが、他社の格安SIMでは可能な場合があります。

任意の低速(節約)モードが可能な格安SIMと併せて、ワイモバイルのように通信制限による低速モード時でも最大1Mbpsの速度が出せる格安SIMを紹介します。

格安SIM名低速(節約)モード低速(節約)モードの速度通信制限による低速モードの速度
ahamo×× 1Mbps
LINEMO××300kbps(3~10GBプラン)※15GB超過で128Kbps
1Mbps(10~30GBプラン)※45GB超過で128Kbps
Y!mobile× ×300kbps(4GBプラン)
1Mbps(20GB、30GBプラン)
UQモバイル300kbps
(4GBプランのみ)
300kbps(4GBプラン)
1Mbps(1GB~15GB、30GBプラン)
povo××128kbps
楽天モバイル××制限なし
IIJmio300kbps300kbps
イオンモバイル200kbps200kbps
エキサイトモバイル200kbps200kbps
J:COM MOBILE××200kbps(1GB、5GBプラン)
1Mbps(10GB、20GBプラン)
mineo200kbps200kbps
NUROモバイル××200kbps(1GB~10GBプラン)
1Mbps(20GB、40GBプラン)
BIGLOBEモバイル××200kbps
HISモバイル×× 200kbps
LIBMO128kbps200kbps
DTISIM××200kbps

各格安SIMに関する詳細は以下の記事で紹介していますので、気になる方はチェックしましょう。

まとめ|ワイモバイルで賢くデータ通信量を節約しよう

今回は、ワイモバイルにおける低速モードについて、その概要や制限条件・回避方法などを紹介しました。

ワイモバイルでは、月のデータ通信量が契約プランで定められた容量を超えると通信制限が制限されて低速モードに切り替わります。

低速モード時の通信速度は「シンプル2 S」で最大300kbps「シンプル2 M/L」で最大1Mbpsとなります。

ワイモバイルには任意で低速モードにしてデータ容量を節約する機能はありません。

そのため、低速モードにならないよう日頃から意識的にデータ消費に注意しつつ、通信制限対策を行うことが重要です。

快適にワイモバイルを利用するために、うまく節約して計画的にデータを使うようにしましょう。

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