auが提供しているpovoは、月額料金制とは異なる独自の「トッピング」サービスを利用できます。
基本料金が0円で利用でき、自分の好きなようにプランをカスタマイズできるので、徹底的に節約したい人やこだわって使いたい人に人気の格安SIMです。
そこで気になるのは、povoの実際の使い勝手ではないでしょうか。
この記事では、肝心のpovoの通信速度を徹底的に計測してみました。
時間帯別の速度や他社との速度比較も検証しました。
「お昼休みに動画は見れる?」「UQモバイルとpovo選ぶならどちらがいいか?」などの疑問にもしっかりお答えします。
実際にpovoを使っている人のリアルな口コミも紹介するので、乗り換え先を探している人はぜひ参考にしてくださいね。
総合ランキングは以下でご紹介しています。

povoの通信速度を測ってみました
![]() | 当サイト速度ランキング | |||
![]() | ||||
平均速度 | 昼休み時間の平均速度 | |||
168.1 | 196.0 | |||
8時 | 12時 | 15時 | 18時 | 22時 |
66.0 | 196.0 | 188.5 | 221.0 | 169.0 |
- 5G
- 使用端末:iPhone15
- 計測アプリ:https://app-liv.jp/394792/
- 計測場所:8時・22時は大阪市内の住宅街、12時~18時は大阪市内のオフィス街
povoの通信速度を時間帯別に測定したところ、朝の8時台を除いて150Mbps以上をキープしていました。
一般的に、平日の通勤ラッシュ時やお昼時などはユーザー数が一気に増えるため、通信速度は遅くなりがちです。
ですが、povoはお昼時はもちろん、日中を通して速度が速いという結果になりました。
朝の8時台は66.0Mbpsですが、基本的に50MbpsあればメールやSNSはもちろん、ネットサーフィンや高画質での動画視聴、ゲームなども問題なく利用できます。
ちなみに、YouTubeの推奨速度は4Kで20Mbps、1080pで5Mbpsです。
そのほかの時間帯で安定して150Mbps以上の速度がでるなら、高速処理が必要な複雑なゲームでもスムーズにプレーできるでしょう。
povoは「昼休みに動画を見たい」「時間帯を気にせず高速通信を利用したい」という人のニーズにしっかり答えられる格安SIMだと思います。
ただし、スマホの通信速度は計測場所や測定機器によっても変動するので、あくまで目安にしてくださいね。
povoと他の格安SIMの速度比較
格安SIM名 | 順位 | 平均速度 | 8時台 | 12時台 | 15時台 | 18時台 | 22時台 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
LINEMO | 1位 | 681.8 | 127.1 | 738.5 | 1227.5 | 1268.0 | 48.0 |
楽天モバイル | 6位 | 59.1 | 33.0 | 12.3 | 67.3 | 128.1 | 55.1 |
イオンモバイル | 9位 | 43.3 | 40.1 | 25.7 | 71.1 | 58.3 | 21.2 |
mineo | 10位 | 38.5 | 30.8 | 31.7 | 62.7 | 30.9 | 36.4 |
ahamo | 4位 | 82.6 | 79.1 | 81.6 | 113.0 | 115.0 | 24.5 |
IIJmio | 7位 | 48.1 | 29.8 | 11.3 | 69.3 | 97.5 | 32.6 |
irumo | 5位 | 76.0 | 101.0 | 14.6 | 100.0 | 128.0 | 36.6 |
NUROモバイル | 12位 | 30.3 | 36.7 | 18.3 | 30.8 | 33.4 | 32.2 |
HISモバイル | 8位 | 44.6 | 52.3 | 23.0 | 67.4 | 15.7 | 64.6 |
Y!mobile | 2位 | 474.6 | 230.0 | 958.0 | 50.9 | 976.0 | 158.0 |
UQモバイル | 11位 | 35.1 | 31.9 | 23.5 | 33.9 | 44.6 | 41.9 |
povo | 3位 | 168.1 | 66.0 | 196.0 | 188.5 | 221.0 | 169.0 |
当サイトで格安SIM12社の通信速度を測定したところ、povoは3位という結果になりました。
1位のLINEMOや2位のY!mobileと比べると、時間帯によってはpovoのほうが速い場合もありました。
ですが、正直に言ってランキング上位3社はどこを選んでも速度の遅さで悩むことはないでしょう。
地域別のpovoの通信速度
北海道 | 東北 | 北陸 | 東京 | 関東 | 中部 |
74 | 51 | 46 | 67 | 71 | 72 |
大阪 | 関西 | 中国 | 四国 | 九州 | 沖縄 |
75 | 57 | 81 | 147 | 66 | 53 |
参考:みんなのネット回線速度(みんそく) | 速度比較が出来る通信速度測定サイト
最後に、地域別のpovoの速度を紹介します。
エリアによって46〜147Mbpsとバラつきがありましたが、基本的に安定して30Mbpsが出ればアプリ通話・ビデオ通話やSNS、音楽視聴など幅広く利用できます。
YouTubeを4K(最高画質)で視聴する際の推奨速度は20Mbpsなので、動画視聴も問題なくできるでしょう。
「読み込みが遅い」と感じた場合は画質を落としてみるとよいでしょう。
povoの速度に関する口コミをアンケートしてみた

当サイトの測定結果ではpovoの速度はかなり速いことがわかりましたが、実際にpovoを契約している人はどのように感じているのか、リアルな意見が気になりますよね。
ここでは、当サイトで実施したアンケートの口コミを紹介します。

ネットフリックスやHuluなどで動画を見ていた際に、povoに乗り換えた際に、大手キャリアじゃないから通信速度が遅くなるのかなと不安になったのですが、ほとんど動画が途切れることがなく視聴できたので安心しました。



仕事で山間部に行くことがあるのですが、電波がだいたいどこでもきちんと繋がるので助かっています。また、昼休みや人混みなどでも通信が途絶えることが少ないように思います。どんな状況でも繋がるau回線なのに格安の料金設定なのがありがたいです。



大手キャリアなので、通信品質に期待している。それまでahamoを使っていたが、一部通勤時の駅のホームや混雑時に回線が遅くなってしまうことがあった。povoにしてからはそのあたりの不満はあまり感じていない。



通信速度は他のMVNOキャリアよりは速いように感じます。以前のau時と正直ほとんど変わらないように思う。料金もトッピング等でカスタマイズできるので自身に合ったプラン内容を検討できると思います。おすすめです!



povoを一年以上にわたって使ってみた実際の経験から良いと思った点は通信速度が速いことです。昔は、安いキャリアは通信速度が遅く、使い物にならないという印象でしたが、povoは大手キャリアと遜色ない速度を常に出せているので良いと思います。
アンケートでは「通信速度が速い」というポジティブな口コミが多く寄せられました。
「動画が途切れずに見れる」「山間部や人混みでもつながる」という口コミもありました。
「料金が安いから通信速度が遅くてもしょうがない」と思う人もいるかもしれませんが、povoであればauと同程度の通信品質が期待できます。
ネット上にあるpovoの速度に関する口コミ


次に、ネット上にあるpovoユーザーのリアルな口コミを紹介します。
良い口コミも悪い口コミも両方チェックしておきましょう。
なお、今回は以下の媒体から口コミを集めてみました。
- X(旧Twitter)
- 価格.com
povo2.0速すぎぃ!!!
— Wiperyabe (@Wiperyabe) March 18, 2024
夕方前の比較的空いてる時間帯とはいえこれなら不満無いでしょ… #povo pic.twitter.com/nm2aVJhgnh
熊本駅新幹線ホームでのPovo。速すぎやしないか(笑) pic.twitter.com/tN6Je9l9y9
— YC1@JGP鶴丸 (@pim1_y) December 25, 2023
普通に速いと思います。au回線なので建物内などでも
めったに圏外になることはないのでメインとしても
じゅうぶん使えるかと思います。
引用:https://kakaku.com/mobile_data/sim/report/?si_companycd=13
お昼の時間など繋がりにくい時があるけど、隣の席の人がDocomoで繋がらないと言っているのを聞くと、格安キャリアでもそれなりに繋がるので満足。
引用:https://kakaku.com/mobile_data/sim/report/?si_companycd=13
昼休み中のPovo回線の遅さ半端ない
— みっちぃ@ボドゲ用 (@bodoge_papa) March 8, 2024
TLも見れないくらいだし
これって改善するんかなー
不便すぎ
X(旧Twitter)では自分でスピードテストを実施している人が多く見られました。
当サイトの測定結果と同様に100Mbps以上出ていたので、かなり快適に利用できそうです。
ですが、なかには「昼休みの速度が遅い」という口コミもありました。
povoはauの通信回線を使っているので昼休みでも速度が落ちづらいという特徴がありますが、エリアによっては遅くなるケースもあるようです。
自分で改善できることもあるので、後述する「povoの速度が遅くなる理由と対処法」も参考にしてくださいね。
povoユーザーの口コミをもっと知りたい!という方は以下記事もご覧ください。


通信制限がかかった時の速度について


povoでは下記の状況で通信制限がかかり、速度が最大128kbpsに制限されます。
- トッピングを使い切った場合
- トッピングの有効期限が切れた場合
ここでいう「トッピング」とは、データ容量やギガのことを指します。
最大128kbpsの速度はかなり遅いので、制限がかかったときにどんな機能が使えるのか事前に知っておきましょう。
また、制限速度を解除する方法も紹介するので参考にしてください。
128Kbpsでできること
下記は通信速度別にできる内容をまとめた一覧表です。
200kbps | 300kbps | 1Mbps | 10Mbps | 25Mbps | 50Mbps | |
---|---|---|---|---|---|---|
LINE(メッセージ) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
LINE(通話) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
LINE(ビデオ通話) | × | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ネットサーフィン | △ | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
Instagramなど画像系 | × | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
YouTubeなど動画系 | × | × | × | △ | 〇 | 〇 |
AmazonMusicなど音楽系 (HDストリーミング再生) | × | × | △ | 〇 | 〇 | 〇 |
アプリ(ニュース系) | △ | △ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
アプリ(簡単なゲーム) | × | × | × | 〇 | 〇 | 〇 |
アプリ(複雑なゲーム) | × | × | × | × | △ | 〇 ※ |
最大128kbpsは、テキストでのやりとりができる程度です。
LINEアプリなどでのメッセージ送受信はできますが、画像や動画のやりとりは難しいでしょう。
ネットサーフィンもテキストがメインのサイトであれば表示できると思いますが、画像が多いサイトでは読み込みに時間がかかります。
SNSも表示に時間がかかることが予想され、ストレスがたまる可能性もあります。
使い勝手はかなり悪いので、高速通信を復活させたい場合は次項で紹介する制限速度の解除方法を検討してみてください。
速度制限の解除方法
速度制限にかかった場合は以下の方法で解除できます。
- トッピングを追加購入する
- ギガ活でトッピングをもらう
もっとも手っ取り早い方法はトッピングの追加購入です。
「povo2.0アプリ」から購入できます。
トッピングは1GB(390円)〜150GB(12,980円)までバリエーションがあるので、有効期限に注意しながら必要な容量を選びましょう。
また、「ギガ活」でトッピングをもらうという方法もあります。
「ギガ活」とは日常生活の買い物でギガをためる活動です。
au PAYの支払いや対象店舗の利用で簡単にためることが可能です。
たとえば、ローソンで税込500円税込以上の買物をすれば300MB(有効期限3日間)がもらえますよ。
生活圏内に対象店舗がある場合は活用してみましょう。
ただし、ギガの受け取りまでには少し時間がかかるようです(au PAY支払いの場合は1週間程度)。
そのため、急いでいる場合はトッピングを追加購入するほうがよいでしょう。
参考:ギガ活|基本料ゼロから始めるau回線のスマホプラン【公式】povo2.0
3日間のデータ制限はある?
格安SIMによっては直近3日間にデータを使いすぎた場合、速度制限がかかることがあります。
ユーザーが公平に通信回線を利用するための措置ですが、休みの日にガッツリ動画を楽しみたいときなどでは少し使い勝手が悪いですよね。
povoにはこのような制限はないので安心してください。
ただし、「データ使い放題」のトッピングを利用する場合には、ネットワークの混雑時や動画・クラウドゲームなどの利用時に速度制限がかかる可能性があるので注意しましょう。
povoの速度が遅くなる理由と対処法


povoはかなり通信速度が速い格安SIMですが、状況によっては遅くなる場合があります。
ここでは、速度が遅くなる3つの理由とその対処法について解説します。
- トッピングを使い切った・有効期限が切れたから
- 回線が混雑する時間帯・場所で利用しているから
- 通信障害やスマホの不具合が起きているから
ぜひ参考にしてくださいね。
理由①トッピングを使い切った・有効期限が切れたから
購入したトッピングを使い切ったり、トッピングの有効期限が切れたりした場合、通信速度は最大128kbpsに制限されます。
- WiFiを利用する
- トッピングを追加購入する
- ギガ活する
WiFiを利用できる環境なら、WiFiに切り替えるだけでお金をかけずに高速通信を再開できますよ。
WiFiが無い環境で、すぐに速度制限を解除したい場合はトッピングを追加購入しましょう。
トッピングはそれぞれ有効期限が異なるので注意してください。
また、高速通信の再開までにある程度時間がかかっても大丈夫という人は「ギガ活」でトッピングをもらうという方法もあります。
対象店舗を利用するだけでギガがもらえるので、ぜひ試してみてください。
理由②回線が混雑する時間帯・場所で利用しているから
一般的な格安SIMでは、平日の通勤ラッシュや昼休みなどユーザーが一気に増える時間帯で通信速度が遅くなることが多いです。
とくに、平日の通勤・帰宅ラッシュ時やお昼休み、夜のリラックスタイムなどで遅くなりがちです。
また、駅や休日のショッピングモール、イベント会場など、人が多い場所でも同様に回線が混雑し、通信速度が遅くなることがあります。
そのほか、地下鉄やトンネル内、高層ビル街などのコンクリートが多いところでも回線はつながりにくくなります。
主な対処法は下記のとおりです。
- 通信を利用する時間帯・場所を変える
- 通信内容を工夫する
- 災害時は専用回線を使う
まずは、通信を利用する時間帯や場所を変えてみましょう。
それが難しい場合は、通信内容を工夫してみてください。
たとえば、メッセージの送受信やSNSの閲覧など、通信速度があまり必要ではない機能を使いましょう。
動画を見たい場合は画質を落とすのもひとつの方法です。
また、災害などが発生した場合も回線が混みあって通信速度が遅くなることがあります。
災害が原因で通信障害が発生している場合は、大手キャリア5社が共同で運営している公衆無線LANサービス「00000JAPAN(ファイブゼロ・ジャパン)」を利用しましょう。
契約しているキャリアに関係なく誰でも利用できるので、万が一のときに覚えておくと安心ですよ。
理由③通信障害やスマホの不具合が起きているから
理由①②に当てはまらなければ、povo側で通信障害が起きている可能性も考えられます。
その場合は公式ホームページなどでお知らせがあるはずなので、確認してみましょう。
スマホに不具合が起きている場合は、いくつかの原因が考えられます。
- 端末の故障
- 経年劣化
- スマホ本体の空き容量が少ない
- 複数のアプリを同時に開きすぎている
- パケ詰まり(※)が起きている
- 機内モードがオンになっている
- OSが古いバージョンのままになっている
※圏外ではないのに通信速度が遅くなること
対処法としては以下を試してみてください。
スマホ端末の再起動で症状が改善するケースも多いので、一番初めに試してみるとよいでしょう。
- 端末を再起動する
- WiFiのオンとオフを切り替える
- 機内モードをオフにする
- バックグラウンドで動いているアプリを終了する
- 使用頻度が低いアプリを削除する
- OSをアップグレードする
povoの通信速度が速い理由


povoはほかの格安SIMと比べてかなり通信速度が速いです。
ここでは3つの理由を説明します。
- auの通信回線を利用しているから
- エリアによっては5G回線が使えるから
- 時間帯・期間指定による速度制限がないから
ひとつずつ見ていきましょう。
理由①auの通信回線を利用しているから
結論を言えば、povoの通信速度が速いのはauの通信回線をそのまま利用できているからです。
少し細かい話になりますが、格安SIMは事業形態によって大きく2パターンに分かれています。
大手キャリアが設置した通信回線を借りてサービスを提供している会社。
イオンモバイルやmineoなどの多くの格安SIMが該当する。
同じ格安SIMではあるものの、通信品質が良いのはダントツでMNOです。
MVNOは回線を大手キャリアから借りており、それをユーザー間で分け合っています。
借りている回線には上限があるため、お昼時や通勤時間などユーザーが増える時間帯ではどうしても速度が落ちてしまうのです。
その点、povoを含むMNOは自社の回線を利用しているため、時間帯によって通信速度が急激に落ちることはあまりありません。
povoもauの通信回線を利用できるMNOなので、快適に利用できますよ。
理由②エリアによっては5G回線が使えるから
povoではauが設置している5G回線を利用できます。
povoには多くのトッピングメニューが用意されていますが、どれを選んでも5G回線を使えます。
ただし、5G回線を利用するためには以下の条件を満たす必要があります。
- 5G対応エリアである
- 5G対応端末を使用している
5G対応エリア内でなければ5G回線を使えません。
5G対応エリアは順次拡大中ですが、範囲はまだ限定的です。
現在のエリア状況については下記の公式ホームページで確認しておきましょう。
なお、5Gの対応エリア内であっても、状況によっては4Gや3Gに接続されるケースもあることは覚えておいてください。
たとえば、山間部や地下、トンネルやビル街などです。
電波が届きにくい場所での利用を検討している人は注意しましょう。
また、5G回線を使うためには5Gに対応したスマホ端末も必要になるので、事前に確認しておきましょう。
理由③時間帯・期間指定による速度制限がないから
先ほど説明したMVNO系の確認SIMでは、限られた通信回線をユーザー間で公平に使うために時間帯や期間を指定して速度制限を設けているケースがあります。
たとえば、「昼休みは通信速度を最大〇kbpsに制限する」「直近3日間で〇GB以上使った場合は最大〇kbpsに制限する」などです。
その点、povoでは上記のような速度制限はありません。
1日を通して通信速度が速いので、自分の好きなタイミングで快適に通信ができるでしょう。
ただし、「データ使い放題」のトッピングを利用する場合、公式ホームページでは「ネットワークの混雑時や動画・クラウドゲームなどの利用時に速度制限がかかる可能性がある」と記載されているので、使い過ぎには注意しましょう。
povoの回線に関すること


ここでは、povoの回線について知っておいてほしいことを紹介します。
- テザリング
- 5G回線
- 節約モード(低速モード)
いずれも知っておくと便利な機能なので、ぜひ参考にしてください。
テザリングを無料で使える!ただしトッピングに注意
テザリングとは、スマホをルーター代わりにしてパソコンやタブレットなどをネットにつなげる機能のことです。
WiFi環境がない外出先でも外部機器をネット接続できて便利ですよ。
povoでは事前の申し込みをすることなくテザリングを利用できます。
もちろん利用料金も発生しません。
ただし、パソコンなどスマホより大画面の端末をテザリングで利用する場合、いつもより多くデータを消費してしまうというデメリットがあります。
テザリングを使う頻度が高い人は「データ使い放題」などデータ消費量を気にしなくてもいいトッピングを選びましょう。
povoでも5G回線が使える
先ほども説明しましたが、povoではauが提供している5G回線を利用できます。
追加料金なども発生しません。
ただし、5G回線に対応しているエリアはまだそれほど多くはないので、自分が住んでいる場所で使えるかどうかは事前に確認しておくとよいでしょう。
また、5G回線を使うためには5Gに対応したスマホ端末も必要です。
現在発売されている端末は5G対応が主流ですが、少し前の端末を利用している人は注意しましょう。
povoは節約モード(低速モード)がない
節約モード(低速モード)とは、通信速度を低速に設定してデータ消費量を抑えるための機能です。
通信速度は低速になるもののデータ消費ゼロで使い放題になるので、月の契約データ容量を節約したいという人にとって心強い機能です。
povoでは節約モードは利用できませんが、あまり大きなデメリットにはならないのではと思います。
というのも、povoは月単位で決められたデータ容量を使い切るシステムではなく、自分に必要なデータ容量を自由にカスタマイズできるからです。
普段はトッピングなしで0円状態を維持、必要なときだけトッピングを購入すればいいので、「データ容量を節約しなくては!」とストレスに感じることもないでしょう。
povoの速度以外のメリット


povoはほかの格安SIMにはないトッピングというシステムを採用しています。
そのため、これまでの月額料金制の格安SIMとは違う使い方ができるのが大きな魅力です。
さまざまなメリットがあるので、詳しく解説します。
- 基本料金0円で維持できる
- 自分専用プランをカスタマイズできる
- デュアルSIMやサブ回線用に活用できる
- ギガ活すれば日常生活でデータ容量がもらえる
- トッピングがお得に買えるキャンペーンが豊富
- 初期費用・解約料が0円!契約期間の縛りも無し
- povoはauと同じエリアで使える!乗り換えも簡単
基本料金0円!自分専用プランをカスタマイズできる
povoの最大の特徴は、基本料金が0円で維持できて自分が本当に使いたい分だけトッピングを購入するというシステムです。
トッピングは下記の5つのジャンルから好きなものを選択できます。
ジャンル | 内容 |
---|---|
データトッピング | ・使い放題/330円(24時間)のほか、1GB ・390円(7日間)~150GB ・12,980円(180日間)など合計6種類から選べる |
お試しトッピング | 期間限定で販売しているお得なデータトッピング |
+αトッピング | データと特定のサービスをお得に購入できる |
コンテンツトッピング | DAZNやsmash.を使い放題にできるトッピング |
通話トッピング | 通話かけ放題にできるトッピング |
povoはトッピングを自由にカスタマイズができるので、下記のような使い方も可能です。
- 普段は自宅のWiFiを使用、出張中だけ3日間使い放題のトッピングを購入
- 普段は0円で維持、休日に動画を見たいときだけ24時間使い放題のトッピングを購入
- 見たい試合が開催されているときだけDAZN使い放題トッピングを購入
- 割安で利用したいから180日間使える150GBを購入、30日に換算すると25GBが2,163円でお得!
データ消費量が少ない人も多い人も、使うシーンに合わせてトッピングを選べるのが嬉しいですね。
月によってデータの消費量が大きく変動する人であっても料金が無駄になりません。
ただし、それぞれのトッピングには有効期限が定められているので注意しましょう。
また、トッピングをしない状態が180日間続くと利用停止になる可能性がある点にも注意してください。
「自分に合ったトッピングがどれかわからない」という場合は下記のホームページから料金シミュレーションができますよ。
参考:povo2.0料金プラン詳細|基本料ゼロから始めるau回線のスマホプラン【公式】povo2.0
デュアルSIMやサブ回線用におすすめ
povoはトッピングを購入しなければ基本料金0円で維持できます。
自分が本当に必要なときだけトッピングを購入すればいいので、デュアルSIMやサブ回線として重宝します。
デュアルSIMとは、1台のスマホ端末で2枚のSIMカードを装着できる機能のことです。
デュアルSIMに対応しているスマホ端末が必要になりますが、それぞれ違うキャリアのSIMカードを搭載しておけば、片方のキャリアで通信障害が起きた場合でも安心ですよ。
それぞれのSIMカードで違う電話番号を取得することも可能なので、1台のスマホで仕事用とプライベート用の番号を分けるという使い方もできます。
基本料金0円で維持できる格安SIMはなかなかないので、さまざまな活用法が期待できます。
povoの公式ホームページでは実際のユーザーの使い方が紹介されているので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
ギガ活をすれば日常生活でデータ容量がもらえる
「ギガ活」とは、日常生活の買い物をとおしてpovoで利用できるギガをためる活動です。
事前エントリーの上、対象店舗の支払いをau PAYで済ませるだけでギガがもらえますよ。
たとえば、ローソンで税込500円税込以上の買物をすれば300MB(有効期限3日間)がもらえます。
対象店舗はコンビニやスーパー、ドラッグストア、レストランなど幅広いので、きっと普段使っているお店が見つかるはずです。
いつもどおりの買物をしているだけで簡単にギガをためられるので、ぜひ参加してみてくださいね。
参考:ギガ活|基本料ゼロから始めるau回線のスマホプラン【公式】povo2.0
トッピングがお得に買えるキャンペーンが豊富
povoではデータを購入できるトッピングメニューは常に6つ用意されていますが、それとは別に期間限定でお得なトッピングも利用できます。
たとえば、「お試しトッピング」ではまとめ買いすることで割安料金で利用できるものや、副回線として利用するユーザー向けに低容量を長期間利用できるものなどが用意されています。
期間限定メニューなので内容はその都度更新されますが、痒い所に手が届く内容のトッピングが多いと感じます。
また「+αトッピング」ではトッピングと特定の店舗のサービスを購入することで両方をお得に利用できるものもありますよ。
うまく活用してみてくださいね。
初期費用・解約料が0円!契約期間の縛りも無し
格安SIMによっては契約時に事務手数料やSIMカード発行手数料などの初期費用がかかることがありますが、povoでは不要です。
「2年縛り」などの契約期間の縛りもないので、いつでも好きなタイミングに解約できます。
また、解約料もかかりません。
そのため、とりあえず契約しておいて必要な時のみトッピングを購入するというような使い方もできますよ。
気軽に乗り換えができるので、メインとしてもサブとしてもおすすめの格安SIMです。
povoはauと同じエリアで使える!乗り換えも簡単
povoを利用できる対応エリアはauと同じです。
5Gエリアは限られていますが、4G LTE(800MHz)では人口カバー率99.9%のサービスを利用できますよ。
これまでauを契約していて問題なく使えていた人であれば、povoへ乗り換えた後も安心して利用できます。
さらに、auからなら乗り換えも簡単です。
MNP予約番号の発行も不要なので、サクッと乗り換えできますよ。
povoの注意点とデメリットも知っておく


povoはほかの格安SIMにはないトッピングというシステムを利用できる格安SIMですが、もちろん注意点やデメリットもあります。
乗り換える前にしっかり確認しておきましょう。
- キャリアショップ・電話サポートは無い
- トッピングに関する注意点
- auの一部サービスは利用できなくなる
- LINEの年齢確認ができない
- スマホ端末の購入はできない
- 支払い方法はクレジットカードのみ
キャリアショップ・電話サポートは無い
povoにはキャリアショップがありません。
povoはau回線を利用していますが、auショップでの手続きもできません。
申し込みやサポートは基本的にオンラインのみになります。
なにか困ったことがあった場合は、チャットツールを使ってスタッフに問い合わせる形になります。
電話でのサポートもありません。
わざわざショップに行かずに手続きを進められる点はメリットと言えますが、機械が苦手という人や困ったときはスタッフに直接相談したいという人にとってはデメリットと言えるでしょう。
もし、キャリアショップがある格安SIMを選びたいのであれば、同じくau回線を利用しているUQモバイルを選ぶとよいでしょう。
トッピングに関する注意点
povoではさまざまなトッピングメニューを選べますが、いくつか注意しておくべき点があるのでここで紹介します。
- トッピングには有効期限がある
- 180日間トッピングしないと契約解除になる
- トッピングの使い方によっては割高になることがある
- 割引サービスはない
ひとつずつ紹介します。
トッピングは有効期限あり!あまったデータ容量は繰り越せない
トッピングには多くのメニューがありますが、それぞれに有効期限が定められています。
有効期限内に使い切れなかった場合でもあまったデータ容量を繰り越すことはできないので、必ず期限内に使い切るようにしましょう。
180日間トッピングしないと契約解除になる
povoは自分が使うときだけ必要なギガを購入するシステムで、使わないときは基本料金0円で維持できる点が大きな魅力です。
ですが、180日間以上トッピングを購入しなかった場合は、利用停止や契約解除になる可能性があるので注意しましょう。
180日に達する前までにメールで案内が来るようなので、利用を継続する場合は忘れずにトッピングを購入してください。
トッピングの使い方によっては割高になることがある
常に利用できるpovoのトッピングメニューは6種類ありますが、使い方によっては割高になる可能性があるので注意が必要です。
たとえば、24時間データ使い放題のトッピングは1回あたり330円ですが、月に10回購入すると3,300円です。
その場合、月額3,278円でデータ容量を無制限に利用できる楽天モバイルより高額になってしまいます。
自分の用途に合わせてトッピングを選べる点はpovoの大きなメリットですが、選び方には気を付けましょう。
割引サービスはない
povoはもともとの料金設定が安いこともあり、家族割やインターネット回線とのセット割などの割引サービスは用意されていません。
そのため「povoはお得感がない」と感じるかもしれませんが、「お試しトッピング」や「+αトッピング」を利用すればかなり節約につながりますよ。
トッピングをまとめ買いすることで割安になったり、特定の店舗のサービスと併用することで特典を利用できたり。
期間限定のトッピングが多いので、定期的に内容をチェックしてみるとよいでしょう。
auの一部サービスは利用できなくなる
povoはauのサブブランドという立ち位置ですが、povoに乗り換えるとauユーザー向けの一部のサービスは利用できなくなります。
下記は、auからpovoに移行した場合に利用できなくなるサービスの一例です。
- キャリアメール
- 留守番電話サービス
- 着信転送サービス・各種端末の転送機能
- auの家族割
キャリアメールの場合は「メール持ち運びサービス(月額330円)」を申し込めばpovoに乗り換えたあとも「@ezweb.ne.jp」のアドレスを利用できます。
auを解約してから31日以内の申し込みが必要なので注意しましょう。
メールアドレスの利用にお金をかけたくない場合は、GmailやYahooなどのフリーメールを使うという方法もありますよ。
ほかのサービスではpovoに乗り換えたあとは利用停止になるものもあるので、事前にしっかり確認しておきましょう。
詳細は下記の公式ホームページを参考にしてください。
参考:関連サービス|基本料ゼロから始めるau回線のスマホプラン【公式】povo2.0
LINEの年齢確認ができない!ID検索には非対応
LINEアプリの一部機能は18歳以上のユーザーでなければ利用できません。
- ID検索での友だち追加
- 電話番号での友だち追加
- オープンチャットへの参加
povoではLINEアプリは利用できますが、残念ながら年齢確認には対応していません。
友だちを追加する際にID検索を利用している人も多いと思いますが、povoで利用する場合は招待機能yやQRコード機能を活用してください。
スマホ端末の購入はできない
povoではスマホ端末の販売はしていません。
そのため、機種変更をしたい場合は自分で端末を別途購入する必要があります。
povoへの乗り換えと同時に端末をお得に購入したい、と考えている人は注意してください。
なお、自分で端末を用意する際は、povoで利用できるかどうかを下記のホームページで事前に確認しておきましょう。
参考:対応機種・端末|基本料ゼロから始めるau回線のスマホプラン【公式】povo2.0
支払い方法はクレジットカードのみ
povoの支払い方法はクレジットカードのみです。
銀行口座支払いなど、ほかの手段は利用できないので注意してください。
povoとUQモバイル、自分に合っているのはどっち?
auからの乗り換えを検討している人のなかでは、povoとUQモバイルのどちらがいいか悩んでいる人も多いかと思います。
それぞれ特徴が大きく異なるので、下記におすすめな人のポイントを挙げてみました。
自分がどちらに当てはまるかチェックしてみてくださいね。
- povoがおすすめな人の特徴
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- 通信速度を重視したい人
- 基本料金0円に魅力を感じる人
- デュアルSIM・サブ回線用に活用したい人
- キャリアショップは利用できなくてもいい人
- クレジットカードの支払いに対応できる人
- UQモバイルがおすすめな人の特徴
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- 家族割などの割引特典を利用したい人
- キャリアショップでのサポートを利用したい人
- 通信速度はそこそこでOKな人
- 支払い方法を選びたい人(クレジットカード・口座振替)
- 大容量プランは使わない人
povoを契約して分かった速度についてまとめ
通信速度を計測した結果、povoは格安SIMのなかでもかなり速く、時間帯を気にすることなく快適に利用できる格安SIMだということがわかりました。
昼休みに動画を楽しんだり、日中に仕事でテザリングを活用したりなど、がっつり高速通信を使いたい人のニーズにも対応できる格安SIMだと思います。
また、トッピングの活用方法次第で自分のライフスタイルに合わせて柔軟にプランを組めるのも大きなメリットです。
auと同程度の通信速度を維持しつつ、料金を節約したい人におすすめできる格安SIMです。
ただし、月額料金制の格安SIMとは異なる点が多くあるため、注意すべき点が多いのも事実です。
povoが気になっている人は、この記事で紹介したメリットや注意点を参考にして検討してみてくださいね。