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第3回 新刊案内!『AI流思考で強くなる! 囲碁・新時代の上達法』 形勢判断はこうやる! 基本的な考え方を大公開

『AI流思考で強くなる! 囲碁・新時代の上達法』が12月11日に発売されました。
本書は囲碁AIが強くなったメカニズムを分析し、それを人間の上達にも役立てようというものです。
囲碁AIの棋力が向上した主な要因は形勢判断と感覚。この二点を伸ばすことができる、序盤~終盤の問題を用意しています。
碁空では、5回にわたり本書の内容の一部をご紹介します。

理屈で理解することで、より感覚が磨かれます。これはAIにはできない人間の武器といえます。

現在の局面を眺めてみましょう。白の形に不自然なところは見あたりませんが、よく見ると、▲の2子が近づき過ぎている気がしませんか。
上辺の黒のケイマも少し遠慮気味に見えます。


1図 【白よし10点、互角7点、黒よし3点】

2図、想定手順です。黒1、3の小目に対し、白は二連星。白6に黒はツケ引きを選びました。白12と小ゲイマジマリにツケたのはAI流。
白18まで流れるような石運びです。


2図

黒19のカカリに対し20と受けたとき、21とヒラいたのが、第一の問題点。右下隅が固いので、3図の黒1~3と上辺を重視すべきです。3では黒a、白b、黒cの二段バネもありそう。


3図

より問題なのは、黒23。下辺を受けても増える10目ほど。4図の黒a、もしくはbと左上に先着するか、cと右辺の黒模様を牽制しておく方がよさそうです。


4図




AI流思考で強くなる! 囲碁・新時代の上達法
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