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第1回 新刊案内!『AI流思考で強くなる! 囲碁・新時代の上達法』 棋力アップのメカニズムをAIから学ぼう!

『AI流思考で強くなる! 囲碁・新時代の上達法』が12月11日に発売されました。
本書は囲碁AIが強くなったメカニズムを分析し、それを人間の上達にも役立てようというものです。
囲碁AIの棋力が向上した主な要因は形勢判断と感覚。この二点を伸ばすことができる、序盤~終盤の問題を用意しています。
碁空では、5回にわたり本書の内容の一部をご紹介します。

はじめに

21世紀も最初の20年が過ぎようとしている今、囲碁界は大きく変わりつつあります。人間よりも棋力の高いAI(人工知能)の登場が大きなきっかけです。

まず、2016年3月に英国のディープマインド社が開発した「アルファ碁」が世界のトップ棋士のひとりだった李世石乙(イ・セドル)九段との五番碁を4勝1敗と圧勝したことに全世界が衝撃を受けました。「人間と対等に勝負ができるコンピューター・ソフトは、あと10年は生まれないだろう」というのが、当時の常識だったからです。そしてその年の暮れから翌年年始にかけて、「アルファ碁」が進化した「Master」がインターネット上で日中韓の棋士を相手に60連勝したことが、さらなる衝撃を与えます。AIが一流プロを遥かに上回る実力を身につけたことに異論を挟む余地がなくなってしまったのです。「アルファ碁」に刺激され、中国の「絶芸」、日本の「Zen」など、他のソフトの実力も大幅にアップしました。

「アルファ碁」の登場から約2年半たった今、「囲碁のAIは人間よりも強い」ことはすでに棋界の常識です。AIの碁はトッププロの「参考書」になり、これまでの常識に外れていてもAIが「良し」とする手が、実 戦で積極的に打たれるようになりました。序盤早々の三々入り、「ダイレクト三々」の大流行は、その一例でしょう。そういう「AI発序盤戦略」を解説する書籍も最近では増えてきました。

そういうAIなのですが、では、なぜ、プロ棋士たちが予想していたスピードを遥かに上回る速さで強くなれたのでしょう。そのメカニズムがわかれば、人間だって今までよりも簡単に実力アップができるのではないでしょうか。それを解説するのが、この本です。「AIを使った実力アップ」ではなく、「AIから実力アップの方法を学ぶ」をテーマにしました。皆様の上達の一助になれば幸いです。

令和元年十二月   藤澤一就




AI流思考で強くなる! 囲碁・新時代の上達法
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