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第4回 新刊案内!『やさしく語る 棋譜並べ上達法』中盤の注目ポイント ~情報更新のタイミング~

『やさしく語る 棋譜並べ上達法』が8月13日に発売されます。
本書は、大好評をいただいている「やさしく語る」シリーズの最新作です。
テーマは棋譜並べ。これまで書籍としてまとめられていなかった、棋譜並べで上達するための方法が解説してあります。
布石や中盤の注目ポイント、プロの棋譜の分かりにくいところなど、どの手に注目し、何を考えながら並べればいいか詳細に書いてあります。
碁空では、5回にわたり本書の内容の一部をご紹介します。

○情報を更新するタイミング

とは言え、1手打つごとに全ての石の強弱を確認することはとても大変です。ですから、明らかに強弱の変化があったところだけ、そのタ イミングで確認すればよいのです。

2図は1図から少し進んだ局面です。△のハサミにより、左上黒は弱い石になりました。一方、ハサんだ白もまた弱い石になっています。また、左上隅の白は絶対に死なない強い石になりましたし、黒△も全てつながり、強い石になっています。このように、1図とは石の強弱がだいぶ変化していますね。こういった変化を見逃さないことが大切です。
一方、右上黒や右下黒、右下白に関しては周辺に全く石が増えていませんね。こういった所を何度も確認する必要はありません。石の強弱はほとんど変化していないと考えられるからです。もっとも、厳密に言えば遠くの石の存在も強弱に影響するのですが、そこまで考えて打つのは大変ですからね。今後、例えば黒aや白bなどと近くに石がきて、石の強弱に変化がありそうと感じたとき、そこで改めて確認すればよいのです。

やさしく語る 棋譜並べ上達法』は「碁の本質」「布石の原則」「碁の大局観」といったテーマで、丁寧な解説が大好評をいただいている「やさしく語る」シリーズで「棋譜並べ上達法」をテーマにした書籍です。


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