2017.12.29
苦しい呼吸が健康にいい!~『トップアスリートが実践 人生が変わる最高の呼吸法』
2017年は、おそらく空前の健康本ブームだったのではないでしょうか。
睡眠、休息、食事、マンドフルネス、瞑想などたくさんの健康本が発売され、またそれらがベストテンの上位に入っている。ただ出版されただけではなく、読者も関心を持って読んでいたという証拠です。
今回は、それらたくさんある健康本の中でも、「呼吸本」の決定版と言える1冊をご紹介します。
2017.12.29
2017年は、おそらく空前の健康本ブームだったのではないでしょうか。
睡眠、休息、食事、マンドフルネス、瞑想などたくさんの健康本が発売され、またそれらがベストテンの上位に入っている。ただ出版されただけではなく、読者も関心を持って読んでいたという証拠です。
今回は、それらたくさんある健康本の中でも、「呼吸本」の決定版と言える1冊をご紹介します。
健康本の中で、「呼吸本」の決定版と言えるのが、『トップアスリートが実践 人生が変わる最高の呼吸法』(パトリック・マキューン 著、桜田直美 翻訳/かんき出版 刊)でしょう。
「口呼吸」は、健康に悪い。
というのは、昔から言われていることです。
「風邪を引きやすい」「口臭の原因になる」「虫歯になりやすい」「いびきや睡眠障害の原因になる」「眠っても疲れがとれない。翌日の集中力が上がらない」など、その影響は深刻です。
私は昔から鼻炎アレルギーの持病があり、鼻水と鼻閉が常にあるため、いつも口呼吸の状態。何とか、口呼吸を鼻呼吸に変えたいと思っていましたが、なかなか良い方法に出会えないでいました。
寝る前にテープで口を塞ぐと鼻呼吸の習慣が身につくという話があり試してはみたものの、もともと鼻閉がひどいため、テープで口を塞いで寝ると息苦しくて我慢できない、というか「寝ている間に窒息しているのではないか」と、命の危険性すら感じ中断しました(笑)。
『人生が変わる最高の呼吸法』では、今までの呼吸法に対する常識を覆すことが、いくつも書かれています。
結論から言うと、
✎口呼吸はやめて「鼻呼吸」にしなさい。
✎呼吸量を減らしたほうが、健康にいい。
✎「苦しい」呼吸をすることが、呼吸のトレーニングになる。
ということです。
息を止め、苦しい状態を作ることで、血中酸素飽和度が下がり、「高地トレーニング」と同様の効果が得られる。呼吸効率が最大限に高まり、また運動能力もアップするというのです。
一言で言うと、「苦しい呼吸が健康にいい!」ということ。
そのため本書では、「息を止めるトレーニング」「息を止めたまま歩くトレーニング」などが推奨されています。
最初は、「本当かよ?」と半信半疑でしたが、科学的根拠も十分に併記されているので、ダメ元でこれらのトレーニングを試してみました。そうすると、なんと、非常に調子がいいのです。
「鼻閉」に関していうと、間違いなく鼻の通りはよくなり、鼻呼吸についてもかなり身に付いてきた、といっていいでしょう。
例えば、口にテープを張る方法。最初の5分はものすごく苦しいのですが、10分もすると楽になってきて。鼻の通りもよくなりました。寝る前に口にテープを貼って寝るのも、以前だと「絶対に無理」と思われましたが、今だと普通にできています。
以前は、鼻づまりの「苦しい」状態を我慢して鼻呼吸のトレーニングをするのは身体に悪いと思っていたのが、「苦しい呼吸が健康にいい!」ということがわかると、「苦しい」トレーニングも安心して行うことができます。
また、口呼吸から鼻呼吸に変えただけで20キロのダイエットに成功した事例が紹介されており、「呼吸法を変えるだけで簡単にダイエットできる」というメリットは、とても魅力的に思えました。正しい鼻呼吸をすると有酸素運動と同等の効果が得られるそうです。呼吸するだけで痩せられるのであれば、そんな楽なことはありませんね。
私は、口呼吸については、何十年も前から改善したいとずっと思っていたので、この本を通して鼻呼吸が習得できたとしたら、それは非常に画期的なことになります。
この本に書かれたトレーニングをもう少し続けていかないと、真の効果については断定できませんが、「息を止めながら歩く」とか「立ったまま息を止める」といったトレーニングは、通勤途中や満員電車の中でも実践可能なもの。引き続き、呼吸トレーニングを継続したいと思っています。
ということで
などに、お勧め1冊です。
トップアスリートが実践 人生が変わる最高の呼吸法
パトリック・マキューン 著、桜田直美 訳/かんき出版 刊
「オリンピックの金メダリスト」をはじめとする5000人以上の人生を変えた、呼吸を減らして健康になる方法を科学的根拠とともに解説しています。
価格:1,620円
※ファイル形式は「EPUB(リフロー)」です。
※「EPUB」の読み方は【こちら】をご参照ください。
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