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第3回 新刊案内!『棋譜並べ上達法【江戸時代前編】』「一手ずつ解説!」の良いところ

『一手ずつ解説 碁の感覚がわかる 棋譜並べ上達法【江戸時代前編】』が7月24日に発売されます。
本書は、大好評をいただいた『一手ずつ解説 碁の感覚がわかる 棋譜並べ上達法』の続編です。
テーマは古碁で、本因坊道策をはじめとする、江戸時代前期の棋譜が題材です。
古碁は現代の碁と比べて、石の形や流れが重視されており、アマチュアが棋譜並べで学ぶにはぴったりの教材です。
本シリーズのコンセプトともマッチしており、並べるごとに上達を実感できる一冊となっております。
碁空では、5回にわたり本書の内容の一部をご紹介します。

従来の打碁集は、一局のポイントとなる局面では詳しい解説が載っていますが、序盤など勝敗に関係のない部分は解説を省略しているものも多いです。
しかし、本書はすべての手に対して解説をつけているので、消化不良を起こすことはありません。
例えば、次の局面をご覧ください。

黒21は、この白1子を動き出されると黒が崩壊するため、しっかりと守った手です。これは何となく理解できるかと思います。
しかし、白22は何でAとオサえないのか、わかりますか? 自分は良い形で黒を分断できるのに・・・
 

白1とオサえるのは確かに良い手ですが、黒4まで利かして6のヒラキが、カカリも兼ねてぴったりの手です。こうしてみると、たしかに黒は分断されましたが、両方の石がしっかり安定しています。逆に、分断した白は得たものがないのです。

このように、本書であれば「こんなものなのか~」で終わらず、しっかりと理解できます。

一手ずつ解説! 碁の感覚がわかる棋譜並べ上達法 【江戸時代前編】』では、本作は、江戸時代前期に打たれた古碁が題材。読者が唸るような、本因坊道策をはじめとする、歴戦の猛者の碁を収録しています。


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