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粉飾資本主義

東洋経済新報社

なぜ粉飾決算はくりかえされるのか。米国のエンロン事件、日本のライブドア事件などを比較しつつ歴史的に位置づけ、資本主義と株式会社の本質を明らかにする。株式会社研究の第一人者による渾身の論考。

なぜ粉飾決算はくりかえされるのか。なぜトップの不正は止めることができなかったのか。

著者・奥村宏氏は、その要因は「株式会社制度」そのものにあると指摘している。

奥村氏は、「株式会社制度は、第一期・個人株主の時代、第二期・経営者支配の時代、と発展してきており、現在は第三期・機関投資家資本主義=株主資本主義の時代である」としている。そして、「第三期の特徴として機関投資家の圧力による高株価経営が株式市場、さらに株式会社そのものを投機化させ、ギャンブル資本主義の様相を呈し」ているのがエンロン事件、ライブドア事件などになってあらわれていると喝破する。

本書は、最新の事件情報を羅列するのではなく、株式会社制度の歴史を「補助線」として、現在起きている事件をもう一歩深く掘り下げ、読み解くことを主眼としている。

一連の事件の流れを知りたい人、また粉飾決算事件などの報道洪水に倦んでしまった人にとっても、必読の一冊。

発売日:2006-06-29

目次

第一章 事件は何を意味するのか
第二章 高株価経営
第三章 不正会計
第四章 M&Aと「日本的買占め」
第五章 株式投機の構造
第六章 規制緩和に乗る
第七章 壊し屋
第八章 「金儲け主義」経営者
第九章 株式会社の危機