3期連続で女流名人の座に君臨する矢内絵理子さん。
華やかなお顔立ちとタイトルホルダーとしての品格をそなえた言動には、
28歳とは思えない風格があります。
四駆の大型車をダイナミックに乗りこなすかと思えば、
叱ってくれるような男性が好きと、インタビューでは乙女な一面も見せてくれました。
■将棋を指すときはマニキュアはしません。 盤と駒に対峙するときはこちらも自然でいたいから |
----- 人をぐっと引きつけて離さない、魅惑の目ヂカラをお持ちですね。
対局中、相手の表情をちらっとうかがっただけで睨んだように勘違いされることがあるんですよ。
わたしって怖い人だと思われているみたいなんですけど、そんなことないんです(笑)。
ただ、奨励会の頃、必勝の将棋を大逆転負けしてしまい、
カッと熱くなってトイレで腕時計を壁に投げつけたことがありました。
10代の話ですよ(笑)。
そのことでいまだに、矢内はキレやすいと怖がられている節はあります。
でも実は、おおらかでやさしいO型ですからね。
----- 矢内さんと目があったら、
勝手にドキドキしてる男性は多いんじゃないですかね。
ここはハッキリと好みのタイプを明らかにしておきましょう。
うーん。
やさしくておもしろくて、自分はこうだと一本筋の通った信念のある人。
わたしが間違ったことをしたらちゃんと叱ってくれるような。
見た目で言うとですか?
うーん。以前は武田真治さんの大ファンでした。
最近なら岡田准一君がかっこいいと思います。
男性を見るときは、自分が将棋を指しているからかもしれませんが、手を見ますね。
棋士は手のきれいな方が多いです。
中原先生なんて、特にすっごいきれいですよ。
----- 女性だと身だしなみはさらに気になりますよね。
自分の手のケアはハンドクリームを塗るくらいです。
将棋を指すときはマニキュアなど一切しません。
盤とか駒とか自然の木を使っているところに、
人工的な色が入るのはふさわしくない気がして。
対局のときの服装には明確な規定はないんですよ。
お仕事の場として失礼のない服装を心がけていますね。
わたしはタイトル戦では和服を着ます。
自分で着ますよ。着せてもらうと苦しいんです。
袴だと足をくずしててもわからないから実は楽だったりします(笑)。
矢内インタビュー
甲斐インタビュー
第1局は4月3日に「陣屋」で
>>特集トップへ