くらしの本棚

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噂のムキスト登場! “ビールラベル”に向き合い続けます。 (後編)

毎年秋に開催している日本ビール検定。このビール検定の合格をきっかけに、人生を楽しんでいらっしゃる方をご紹介しております。
ビールの出会いが、人生を変えた瞬間! ぜひ、お楽しみください。

日本ビール検定の公式サイトはこちら

<瀬山 岬さん>

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プロフィール

・出身地     →東京都足立区 

・現在の職業  →会社員、ビールラベル収集家

・趣味      →ビールラベル収集、旅行、歴史、現代美術、音楽、麻婆豆腐やカレー関連

・自分PR   →塾や学校、社会教育などの教育現場での仕事を経て、現在は環境教育施設で働いています。ビールそのものが好きなのはもちろんのこと、ビールラベルのデザインや歴史、材質や剥がしやすさや糊の状態など、それぞれのビールが持つ個性と多様性にも魅力を感じています。ビールとラベルに関する情報発信や講演、ワークショップを行う「びいるとらべる」としての活動もしています。


編集部:「びいるとらべる
として活動する瀬山さん登場の後編です(前編はこちら)。ビールラベルを剥くこと1000枚。【ムキスト】を名乗る36歳の素顔をご紹介しています。31歳まで100枚ペースだったのが、その後の5年で1000枚に到達しました。1年間に平均10枚だったのが、平均200枚にスピードアップしたということですよね。爆発的に伸びた理由は?

瀬山さん:単純です。 褒められました!

編集部:何を褒められたんですか?

瀬山さん:友達と飲みにいったとき、何気なくラベルの話をしたり、実際に剥いたりしてみたら「すごい!」「面白い!」「それは技術だ!」「珍しい!」と絶賛されまして、すっかりその気になりました。
その友達と私をいれて、3名がラベルを剥く人を「ムキスト」と勝手に命名。積極的に深みにはまりました(笑)。

編集部:「びいるとらべる」の活動はそのころから?

瀬山さん:ムキスト仲間と出会ってから少しあとです。とあるイベントに出展するときに、せっかくなら自分のやっていること、好きなことをPRするためのフリーペーパー(写真の左上)を出そう!と思い立ち、「びいるとらべる」という名前を思いつきました。 “ビール”と“ラベル”の意味ですが、「トラベル」にもかけており、ビールラベルを通じてさまざまなことを知れたり、出会えたりする “旅”のようなものもイメージしています。

 

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編集部:どのような活動をされていますか?

瀬山さん:ツイッター発信が中心です。それ以外には、フリーペーパーの発行や、イベントに出展して参加者と一緒にラベルを剥くワークショップをしたり、ラベルにまつわる講演をしたりすることもあります。最近は、書籍も自主出版しました(写真の右下)。

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【2019年4月 阿佐ヶ谷駅で開催されたイベント。ラベル剥きに挑戦していただいてます。】

編集部:そんな瀬山さんですが、びあけんを受検されたのは、いつですか?

瀬山さん:2019年(第8回)が初受検でした。前から存在は知っていましたが、受検にはなかなか至らず。昨年、初めて2級・1級併願制度ができたので、一気に受検できるのは良いと思ってチャレンジしました。

編集部:2級・1級併願制度を受検した、その結果は?

瀬山さん:2級は合格しました。1級は……あと2点足りなかった。しかも、記述問題(2点配点)で迷った箇所があり、そこさえ合っていたら合格でした。知っていただけに、悔やみましたね。

編集部:2級に合格しているのですから、素晴らしい結果です。受検する前と後では、変化はありましたか?

瀬山さん:きちんと目標を立てて学べたので、知識が定着したと思います。知識が定着すると話ができますから、「びいるとらべる」の活動でも学んだ知識を発信しています。それと、受検者同士で知り合うきっかけができました。ツイッターをきっかけとして、びあけんの自主勉強会に呼んでいただける機会があり、どんどん繋がっていきました。同じビール好きの方達とビールの話ができるのは、本当に楽しいですね!

編集部:ご自分が飲んだビール1000本のなかで、一番美味しかったのは何ですか?

瀬山さん:アンカースチーム(米国)です。廃業寸前のアンカー・ブリューイング社を立て直し、アンカースチームを見事復活させたフリッツメイタグ氏。ビール業界では知らない人はいない経営者です。彼が発してきた言葉にも大変感銘を受けました。彼の言葉だけでもビールの味が一段と美味しく感じますが、スチームビールの説明が記載されたラベルを見ながらビールを味わうと、カリフォルニアのゴールドラッシュなどが見えてきますよ。

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【イベントに出展中の瀬山さん】

編集部:最後に、これからの夢をお聞かせください。

瀬山さん:飲食と学習施設が合わさったようなお店を出店できたらいいなと思っています。麻婆豆腐とカレーを作るのも好きなんです。フラッとお店に来てもらって、大人も子どもも一緒に学びながら、みんなで楽しく議論をする。昼間はジュースで乾杯、夜はビールで大人の集まりができるような場があったら楽しいですよね。

編集部:今回はご登場いただき、まことにありがとうございました。

プロフィール

大登貴子(著者)
1970年北海道生まれ。サッポロビールに入社後、広報業務に従事。2012年、ビール文化を更に発展、普及させることを目的として「日本ビール文化研究会」を立ち上げる。現在、同会・理事事務局長。活動は、日本ビール検定(愛称:びあけん)主催、出版、セミナー開催など。びあけんは、本年で第9回となり、過去8年で27,000名以上がチャレンジしている。本年の開催概要は、4月中旬にびあけん公式サイトで発表予定。

びあけん公式HP