中国史で世界を読む
マイナビ出版
- 渡邉義浩(著者)
中国を理解するために通史で中国文明を語ろう!
なぜ、中国史で世界が読めるのでしょうか。
それは、中国史が世界の主流である西欧史とは異なる独自の展開の中で、アメリカに次ぐ世界第二位の国となった理由を探ることができるためです。
西欧史とその延長としてのアメリカのあり方が、世界の目指すべき指標となってから長い時間が経ちました。
中国も「近代中国」のとき、それを目指しましたが、挫折の連続でした。
それは、中国が強烈な自分の文明の素型を持っていたからです。
本書は、それを「古典中国」と名付け、「古典中国」を指標として、中国史の各時代を把握していきます。
また、日本は、江戸時代までは、「古典中国」を規範として受容することに努めてきました。
明治維新以降は、一転して西欧を規範として近代化を進めましたが。
中国史を知ることは、われわれ日本人の立脚点を知ることにも繋がります。
発売日:2024-03-25
ページ数:224ページ
目次
序章 中国史の時代区分
一章 原中国(殷周、春秋・戦国)
二章 古典中国の形成(秦漢)
三章 古典中国の完成(魏晉南北朝、隋唐)
四章 近世中国の形成( 宋元)
五章 近世中国の展開(明清)
六章 近代中国(中華民国)
七章 現代中国(中華人民共和国)
著者プロフィール
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渡邉義浩(著者)
1962年、東京都生まれ。早稲田大学理事、同大学文学学術院教授、三国志学会事務局長。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了。文学博士。専門は古典中国学。著書に『三国志 演義から正史、そして史実へ』『魏志倭人伝の謎を解く 三国志から見る邪馬台国』『漢帝国 400年の興亡』『始皇帝 中華統一の思想』など著書、監修書多数。また、新潮文庫版の吉川英治『三国志』において、全巻の監修を担当した。
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