山は市場原理主義と闘っている
東洋経済新報社
- 安田喜憲(著者)
「森林」「環境」をキーワードに太古からの文明の衰亡を検証。米国・中国の影響力が大きくなる世界システムに対し、文明論の立場から警鐘を鳴らす。
日本の山々がグローバル資本に狙われている―「山」「信仰」「食」の視点から東西文明を比較検証し、次代の共生モデルを提言。
発売日:2009-12-21
目次
第1章 山は日本文明未来のキーワード
第2章 人はなぜ山を崇拝するのか
1 地球への祈りと日本人
2 風土が人の心をつくる
3 玉は山のシンボルだった
4 山岳信仰から修験道へ
第3章 山を征服する肉食文明・崇拝する魚食文明
1 肉食文明と魚食文明を生んだ風土
2 肉食文明は森を破壊した
3 魚食文明は山を崇拝した
第4章 山は新たな時代の到来を予告している
1 漁撈民が育んだ山岳信仰
2 何をどのように食べるかが生き残りの分かれ道
3 命を輝かせる生命文明の時代の食
第5章 ユダヤ・キリスト教も山で生まれた
1 微笑みのイエスに会いたい
2 イエスの年縞が見つかった
3 キリスト教がローマ文明を衰亡させた
第6章 山に祈る心が地球と人類を救う
1 キリスト教原理主義の闇
2 魔女を殺し自然を破壊する文明の闇からの離脱
3 市場原理主義とキリスト教
天地をつなぐ物語――あとがきにかえて
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