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病院が消える―週刊東洋経済eビジネス新書No.296

東洋経済新報社

「医は仁術」というが、経営が安定しないと医療の質は保てない。通っていた病院が突然なくなる。そんなことが不思議ではない時代がやってくる。人口減少、コスト上昇で病院の大再編が迫っている。その実態を追った。

日本は人口当たりの病院数がOECD加盟国中2位の「病院過剰」国である。しかも患者数(人口)は減少していく。
最近、赤字病院が増えているというのも、医療費を抑制する政策によって収入が増えないのに、人手不足や働き方改革で人件費が膨らんでいることが理由に挙げられている。
通っていた病院が突然なくなる。そんなことが不思議ではない時代がやってくるかもしれない。経営が安定しないと医療の質は保てない。人口減少、コスト上昇で病院の大再編が迫っている。

本誌は『週刊東洋経済』2019年2月9日号掲載の20ページ分を電子化したものです。

発売日:2019-05-23

目次

病院経営の5重苦 深刻さを増す赤字経営
病院経営がわかるQ&A
黒字病院・赤字病院 財務を一挙掲載
資金繰りに苦しむ病院
病院再生の正しい進め方
統合で成功した酒田市 機能分化で生き残り図る
大混乱! 新潟県魚沼基幹病院の教訓
INTERVIEW 一般社団法人 日本病院会会長・相澤孝夫
 病院の役割分担を見直せば8000から半減以下に
都市部を分析・病院が多すぎる街・足りない街
東大病院は大丈夫か? 相次ぐ医療事故の真相
INTERVIEW グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン 創業者 アキ・よしかわ
 日本の病院は質にばらつき 実証的なベンチマークが必要