日本のお医者さん研究|978STORE

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日本のお医者さん研究

東洋経済新報社

日本のお医者さんはどのような人たちか? 医師へのアンケート調査、インタビューなどから日本の現状を分析し、今後の医療を考える。

医師の世代間格差、収入格差、機会不平等の実態に迫ります!
 医師不足や過酷な勤務状況下で、40代以下の疲弊した勤務医は、開業するにも不安がつきまとい、自分の子も医師になって欲しいという願望は強くありません。一方、年配の開業医はある程度時間に余裕があり、半数以上が男の子を医師にしたいと考えています。
 このように年代や勤務形態で格差が広がりつつある中、医師たちはどのような医療システムが望ましいと考えているのでしょうか。財源の公私分担をどのようにすべきか、どんな医療技術を保険適用すべきか、限られた医療資源をどのような患者に優先すべきかなどのテーマをどのように考えているのでしょうか。
 本書では、「開業医はやはり息子に跡を継がせたいのか」「開業医と勤務医はどれくらい年収が違うのか」「医局制度とはどんなものなのか」といった素朴な疑問をはじめ、過酷な勤務医の実態、地方の医師不足、医師自身の考え方の違いなどについてアンケート調査を行ったうえでデータに基づいて経済学的分析を行いました。日本の医師の置かれている実態や今後の医療制度を考えるうえで有用な一冊です。

発売日:2012-06-21

目次

序 章 日本のお医者さんへの実態調査
第1章 お医者さんのキャリア形成と地域別分布
第2章 お医者さんはどのような働き方をしているのか
第3章 どのようなお医者さんが開業するのか
第4章 お医者さんが理想とする財源の公私分担
第5章 医療の保険適用に関するお医者さんの考え
第6章 お医者さんは「命の価値」をどう考えているのか
第7章 医師不足解消の方