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東電解体

東洋経済新報社

なぜ倒産させないのか。なぜ司法が介入しないのか。誰が責任をとるのか。“株式会社としての東京電力”という視点から明らかにする。

なぜ倒産させないのか、誰が責任をとるのか。
東京電力は株式会社であり、株主有限責任が原則である。東京電力が経営破綻すれば倒産して、株式は無価値になり、株券はタダの紙切れになるはずだが、そうなっていない。
また債権者である銀行は債権を放棄することない。なぜ倒産させないのか。なぜ司法が介入しないのか。誰が責任をとるのか。
50年以上、株式会社を研究してきた著者が株式会社としての東京電力という視点から「21世紀の日本で起こっている不思議な問題」について明らかにする。

発売日:2011-10-27

目次

第1章 原発事故でその正体をあらわす
第2章 地域独占企業としての電力会社
第3章 大企業体制の中枢
第4章 なぜ倒産させないのか?
第5章 国有化したらどうなるか?
第6章 「東京電力を解体して分割せよ」
第7章 経営者の責任
第8章 作られた神話――落ちた偶像
第9章 「巨大株式会社の時代」は終わった
第10章 企業改革法を!