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七段と打ってみた ~「天頂の囲碁6 Zen」発売カウントダウン企画

みなさま、こんばんは。囲碁編集部の山本と申します。

名前を出すのは初めてなので、簡単に自己紹介をさせていただきます。
遠い昔ですが、一応院生をやっていたこともあり、アマ六段くらいの棋力です。普段は、囲碁書籍やソフトの制作の仕事をしています。

先日から告知させていただいている通り、このたび6月3日に囲碁ソフトの最新作『天頂の囲碁6 Zen』の発売が決まりました。最高棋力は「七段」。ディープラーニングが使われており、格段の進化を遂げました。・・・まあ、何とでも言えるんですけど本当に強いです(笑)

戦績は、五分五分からちょっと勝てるくらい。少なくとも仕事の息抜きでは打てなくなりました。(その点、前作の『天頂の囲碁5』は良かったんですけどね。)
コンピュータは「七段」設定よりも、考慮時間を長くすればもっと強くなるので、コンピュータに本気を出されたらおそらくもう勝てません。ちなみに「七段」設定ならば、一手10秒以内には打ってくるので、コンピュータが考えすぎてイライラする、ということはありません。

今回は一番勝負を行い、印象に残った局面をご紹介させていただきます。
※なお、天頂の囲碁は長いので、以下「天頂」と省略します。

201605202212_1-300x0.jpg
私の白番です。コンピュータの評価値は大体五分と言ってくれていますが、黒のほうが楽しみが多い局面でしょうね。
天頂は本当に序盤が強い!前作までというか、思考エンジンの「Zen」は独特の中央志向の碁を打っていたのですが、今作からは不自然な中央志向はなくなりました。
序盤が苦手な私は、天頂と対局すると本当に勉強になります。

局面に戻って、ここからの黒の手法は感心しました。いや、感心している場合ではなく、見事に主導権を奪われました。

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右上のコスミツケから、上辺の肩ツキ!石の動きがプロみたいですよね(笑)

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黒の狙いはこの図です。白は上辺も右上も利かされています。この後、黒は適当に中央を囲って楽勝でしょう。

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というわけで中央に出てみたんですが、結局出られてないし、上辺の白を割られるのも大きいしで(右上の根拠がない、コスミツケが良い利かしになっている!)黒がさらに打ちやすくなりました。実際、天頂もこの場面から評価値が60近くになっており、優勢を意識したようです。

この後は・・・、まあ察してください。

負けると悔しいですが、天頂と打つのは本当に楽しいし、勉強になります。一日中仕事を忘れて、打っていたとかいないとか。
高段者の方でも、対局相手として満足していただける実力を再現できていると思います。

腕に覚えのある方は、是非挑戦してみてください!それでは!