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コピーライター川上徹也の「ビジネスに効く3秒書評」

「心を豊かにする語彙力」が身につく3冊

最近、「語彙力」に関する本がブームです。

しかし、ただやみくもに難しい言葉や言い回しを覚えて、
それをひけらかすだけでは逆効果になりかねません。
普段の会話や文章に自然とにじみ出てくるものこそが
本当の意味での語彙力ではないでしょうか?

今回は「心を豊かにする語彙力」が身につく本を紹介します。

毎日の心を彩る、珠玉の言葉たち

幻冬舎文庫『美人の日本語』
山下景子 著 / 幻冬舎

一日一語366日分、美しい日本語を紹介していくという本です。
滅多に使わないような言葉も多いですが、日本語の奥深さを味わえます。
最初に出てくる言葉は「四月朔日」。これは何と読むでしょう?

 

身近な言葉のルーツをめぐる知的探検を楽しむ

『くらしの仏教語豆事典』上/下
辻本敬順 著、寄藤文平 絵 / 本願寺出版社

「え? こんな言葉も仏教がルーツだったの」という発見の連続。
「喫茶」「悪口」「馬鹿」「冗談」「開発」などの言葉もそうなんですよ。
最初に出てくる言葉は「愛」ですが、今とはまったく違う意味だったそうです。

 

語彙力を磨く近道を知る

角川新書『語彙力こそが教養である』
齋藤孝 著 / 株式会社KADOKAWA

「語彙力ブーム」の火付け役になったと言える一冊。
どうすれば「語彙力」を高めることができるかの具体例が書かれています。
多忙であろう著者が、ここまで多様なテレビ番組を見ていることに驚きました。


[川上徹也 最新刊]本当に消費者に愛される売り方の極意

角川新書『「コト消費」の嘘』
川上徹也 著/ 株式会社KADOKAWA

連日メディアをにぎわす「コト消費」という言葉。
だが言葉に踊らされて売上に結びついていない事例が少なくない。
「コト」と「モノ」を結びつける売り方を多数の実例から紹介。


『コピーライター川上徹也の「ビジネスに効く3秒書評」』の記事一覧はこちら

著者プロフィール

川上 徹也(ブックコンシェルジュ)
コピーライター。湘南ストーリーブランディング研究所代表。
大阪大学人間科学部卒業後、大手広告代理店勤務を経て独立。広告賞の受賞暦多数。最新の著書は『1冊のノートが「あなたの言葉」を育てる』(朝日新聞出版)、『売れないものを売る方法?そんなものがほんとにあるなら教えてください』(SB新書)。そのほか、『「コト消費」の嘘』(角川新書)、『伝わる人は「1行」でツカむ』(PHP研究所)、『物を売るバカ』(角川新書)、『一言力』(幻冬舎新書)など29冊。海外(台湾・韓国・中国)での出版も翻訳中も含め16冊を数える。書店好きがこうじて『本屋さんで本当にあった心温まる物語』『答えはすべて本に書いてある』(どちらも、あさ出版)などの本も出版している。