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新作ソフト『天頂の囲碁7 Zen』~大橋六段が教える「検討機能」の上手な使い方~

こんにちは。家にコタツが欲しい編集部の山本です。

今日はソフトの紹介です。ドドン!!
『天頂の囲碁7 Zen』


本作の売りは何といっても、最高棋力の「九段」です!
発売前に、プロ棋士の先生に対局をお願いしたのですが、互先でかなり良い勝負で勝つこともあるようです!

対局はもちろんですが、棋力向上に大いに役立つのは検討機能でしょう。
棋士随一の囲碁AI研究家である、大橋拓文先生に以下のようなコメントをいただきました。

待ちに待った天頂の囲碁7がついに発売となりました。
前評判通りプロレベルの実力があり、私も唸らされる手をビシビシ打ってきます。
色々と遊びながら面白い使い方も見つけました。
皆さんにはきっと得意な作戦や、好きな布石があると思います。それにさらに磨きをかけたいと思ったときが天頂の囲碁7の出番です。自分の得意な布石を入力して、右上の検討ボタンを押してみて下さい。いくつかの有力な候補手を示してくれます。そしてその候補手の評価値と探索回数も示されます。この時に評価値が気になると思いますが、探索回数が大事です。探索回数が多い程、評価値も正確になっていきますので、両方を見比べながら作戦を考えるのが面白いです。
この評価値の見方ですが勝率で示されるので、馴染みがない方もいるかと思います。そこで簡単な目安を紹介します。
50というのは50%ですから互角ですね。60%、やや良し。70%、優勢。80%、勝利目前。といった具合です。ただし注意してほしいのは、1目半ぐらいの差でも終盤になれば90%などと示す場合があります。90%は大差に見えますが1目半は人間的には僅差ですね。このような傾向を知っておくと、検討に役立ちます。
序盤作戦を考えるときの評価値の目安としては60-40ぐらいまではほんのちょっと良いぐらいと考えるのが良いでしょう。55-45なら互角の揺らぎの範囲内です。

私も序盤研究に天頂の囲碁7を使い始めました。面白い手をたくさん示してくれるので、しばらくPCに張り付いてしまいそうです。

大橋拓文

検討画面の参考画像は以下の通り。
赤で囲っている箇所に、「候補手」「探索回数」「評価値」が出てきます。
「天頂の囲碁7」はこの数値がかなり正確で、プロ棋士でも勉強になるレベルとのことです。上手く扱えれば、大幅な上達が見込めるのではないでしょうか。



最後に「天頂の囲碁7 Zen」は以下のサイトからご購入いただけます。
商品ページ:https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=77803
英語版商品ページ:https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=79528
特設ページ:https://book.mynavi.jp/tencho7/

また、お勧めの使い方などの記事を書いてみたいと思います。
それでは皆様、どうぞよろしくお願いいたします!!!

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