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バイオベンチャー列伝5―週刊東洋経済eビジネス新書No.257

東洋経済新報社

シリーズ第5弾。シンバイオ製薬、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(HMT)、ソレイジア・ファーマの3社を特集。大手製薬が避けて通る「空白の治療域」を埋める医薬を独自の技術と目利きで開発する。

 バイオベンチャー・シリーズ第5弾。今回は、シンバイオ製薬(4582)、ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(HMT:6090)、ソレイジア・ファーマ(4597)の3社を特集する。
 シンバイオ製薬は、リンパ腫治療薬「トレアキシン」を主軸に、世界中の新薬候補を厳しく吟味し、国内で開発、製造販売承認を取得して販売する。ターゲットは、がん、血液、疼痛管理。特にがん、血液の分野では、患者数の少ない希少疾患やこれまで有効な治療法がない疾病を対象としているのが特徴だ。
 HMTは、メタボローム(生体内の代謝物質)解析受託を基盤事業としながら、新規のバイオマーカー探索を続ける。最も注目を集めているのがうつ病を血液で診断する方法だ。PEAの発見で客観的にうつ病を診断できるマーカーになるよう開発を進めている。
 ソレイジア・ファーマは、伊藤忠商事を大株主に持ち、日本・中国の患者へのがん治療薬・がん支持療法を主軸とする。先行する欧米との時間差を埋めいち早く患者へ提供できる開発を行っている。そのパイプラインは治療そのものだけではなく、患者のQOL(生活の質)を高める製品へも及ぶ。

 本誌は会社四季報オンラインに掲載された連載「大化け“創薬ベンチャー”を探せ!」を加筆・編集し制作し、26ページ相当分を電子化したものです。

目次

シンバイオ製薬
 希少がんの新薬開発へ、「目利きが命」のファブレス創薬
INTERVIEW シンバイオ製薬 社長・吉田文紀
 逆張りの発想で開発候補を選ぶ
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(HMT
 鶴岡発、最先端計測技術で「うつ病診断マーカー」の実用化目指す
INTERVIEW HMT 社長・菅野隆二
 うつ病マーカー承認なら黒字化にもメド
ソレイジア・ファーマ
 日本、中国市場でドラッグラグ解消しがん患者を支える
INTERVIEW ソレイジア・ファーマ 社長・荒井好裕
 アジアのがん患者を助けたい

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