「健全な市場社会」への戦略
東洋経済新報社
- 八代尚宏(著者)
経済財政諮問会議議員である著者による、日本経済完全復活のための総合戦略。生産性を高めるための労働市場改革、社会保障改革、教育改革を具体的に提言する。
日本経済の完全復活のためには、生産性を高めるための構造改革が不可欠です。小泉政権下でも、さまざまな「構造改革」がなされましたが、安定成長の軌道に乗るためには、さらなる改革の継続が必要です。本書では、日本経済がこれからも成長を続けてるために必要な、労働市場改革、社会保障改革、教育改革を具体的に解説し、さらに、改革後の日本は、アメリカ型でもスウェーデン型でもなく、カナダ型の「健全な市場社会」をめざすべきであると提言します。著者の八代尚宏教授は、これまでにも規制改革・社会保障の分野で積極的に政策提言をしており、これらの分野では第一人者といってもよいでしょう。2006年秋からは、経済財政諮問会議議員に就任し、安倍政権のブレーンとして、経済政策の舵取りを行っていました。
発売日:2007-01-02
目次
序 章 「健全な市場社会」を目指した構造改革
第1章 長期経済停滞は克服されたか
第2章 所得格差拡大を防ぐための構造改革
第3章 働き方の多様化と「労働契約法制」
第4章 「小さな政府」と社会保障改革
第5章 年金制度の改革
第6章 医療制度の改革
第7章 最大の少子化対策は働き方の改革
第8章 保育所の改革と育児保険
第9章 外国人労働者の活用
第10章 消費者主体の義務教育改革
第11章 大学教育の自由化と教育機会の均等化
など。
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