第9回 今の自分にぴったりな大人のバッグとは?|くらしの本棚

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第9回 今の自分にぴったりな大人のバッグとは?

私のおしゃれの勉強法は、街を歩くおしゃれな人を見つけることです。若い方や年上の方で、取り入れたいなと思うおしゃれをみつけるとうれしくなります。この連載では、私が街でみつけた「おしゃれ」を紹介したいと思います。

行く場所、会う人によってバッグを何種類か使い分けています。

子どもと出かけるときは、マザーズバッグの延長のようなビッグトートバッグやおしゃれエコバッグなどの布バッグを使っています。

布バッグが好きなんです。
marimekko→A4サイズがたっぷり入る。仕事の打ち合わせも布バッグでgo!
FUKUMITSUYA→一升瓶がまるまる入る。重いものを入れても重く感じない!毎日、スーパーマーケットに行くエコバッグスタイル。

愛用しているのは、マリメッコのカラフルでハッピーな柄ものや、福光屋の一升瓶トートバッグなど。どれもお気に入りです。
でも、子どもが大きくなるにしたがい自分の時間が増えてくると、布バッグが主婦や母の象徴みたいに感じられて、少し飽きてきているのも本音です。

50歳までに、いつかは欲しいハイブランドのバッグ
SOPHIE HULME(ソフィーヒュルム)のトートバッグ。ゴールドのプレートがかっこいいのです。
MARNI(マルニ)のトランクバッグ。宝くじに当たらないとムリかも……。アコーディオンみたいなフォルムがかわいい。

そんなときに、今の自分に寄り添うバッグってなんだろう?と考えてみたところ、ちょっとキレイめなバッグが思い浮かびました。
会社勤めをしていない私は、そういったバッグを持って出かける場所がないからと今まで興味もなかったのですが、今までは選ばなかった新しいアイテムを取り入れて、おしゃれの視野を広げてみるのも楽しいかもしれないと思ったのです。
キレイめバッグをカジュアルスタイルに合わせるのが、今の私らしい大人のおしゃれではないだろうか、という結論に。

憧れはジェーン・バーキンのギャップがあるおしゃれ
デニム+セーターのラフなスタイルにかっちりした革バッグを。きれいめのトレンチにバスケットを合わせる。ギャップがかっこいいおしゃれを目指したい。

ジェーン・バーキンのスタイルなんて、まさにその最高峰!
洗いざらしのシャツにデニムとスニーカーのラフなスタイルの手元には黒い“バーキン”!
そのバーキンにステッカーをバンバン貼って、荷物をざくざく詰め込むなんて……、かっこよすぎですよね。

50歳の私の目標は、少しでもあのスタイルに近づくこと!
(バーキンはもちろん買えないので、せめてそのスタイルに近づきたいのです)
ただお値段の張るものだけに、何年たっても古びないデザインで、70歳になっても似合うものをゆっくり探していきたいなと思っています。

プロフィール

堀川 波(著者)
1971年大阪生まれ。大阪芸術大学卒業。おもちゃメーカー開発部勤務を経て、絵本作家・イラストレーターに。著書に『女おとな旅ノート』(幻冬舎文庫)、『40歳からの「似合う」が見つかる 大人の着こなしレッスン』(PHP研究所)、『大人のおしゃれの新しい買い方』(KADOKAWA)、『暮らしのおくりもの』(KKベストセラーズ)など多数。http://instagram.com/horikawa._.nami