第10回 大人のポイントメイクとヘアカラーについて
2017.05.09
私のおしゃれの勉強法は、街を歩くおしゃれな人を見つけることです。若い方や年上の方で、取り入れたいなと思うおしゃれをみつけるとうれしくなります。この連載では、私が街でみつけた「おしゃれ」を紹介したいと思います。
いつものメイクにほんの少し、その日のコーディネートに合わせた色を使って遊ぶのが好きです。
たとえば、赤いブラウスの日は目元に赤いアイライナーを細く入れる。そうするとまなざしにアクセントができて印象的な目元になります。
きれいな色を身につけたくなる春夏は、カラーマスカラもおすすめです。
目尻のまつげの先にちょっとだけカラーマスカラつけるとニュアンスのある目元に。パッと見では分かりにくいのですが、目を閉じるたびにチラッと見えるのが、さりげなくてかわいいのです。
カラーマスカラはヴィヴィッドなポップカラーだけでなく、シックでモードなカラーも出ていてバリエーションも豊富。
下まつ毛にだけつけたり、上下色を変えたりすると、遊び心のある目元になります。
仕上げにキラキラのアイシャドウで光を描くと、カラーメイクがぐっと映えます。
さらに目頭にアイシャドウでハイライトをのせれば、目がキリッと大きく見えます。
眉毛も、ブリーチで気づくか気づかないかくらい茶眉にすると、顔全体が明るく垢抜けた印象になります。ほんの少しの色の違いで、こんなに変わるのか!とびっくりするほど。朝起きて鏡を見たときも、すっぴん眉がかわいいので、うれしくなります。
カラーメイクでの鉄則は、やりすぎないこと。自分だけが気がつくレベルで、ちらりと色づけるのがおしゃれポイントだと思います。
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髪の悩みは、年齢とともに増え続けています。
ボリュームがなくなる、髪が細くなる、頭皮が乾燥する、髪質にクセが出てくる……。
私はどの美容師さんにも、頭皮が硬いと言われます。これはすべての髪の悩みの根源らしいので、毎日の頭皮のマッサージをしたり、髪にいいことを続けるようにしたりしています。
最近気になるのが、髪の色について。
30代後半からちらほら白髪が出はじめ、43歳を越えた頃から前髪の内側に群生し、今では1.5ヶ月に1度は白髪染めをしないとグレイヘアになるほど増えています。
もうすぐ70歳になる母親でさえ、「おばあさんに見えると気持ちが滅入るから」と白髪染めを続けています。頭皮や髪に良くないのかなと思いながらも染めたい母の気持ちもすごく分かります。
白髪染めをする頻度を減らすために、白髪が染まるカラートリートメントを使うようにしたら、ずいぶん髪の調子も良くなりました。白髪の部分がアッシュグレーに染まるので、髪色にグラデーションが出るのが素敵です。
年上女性のおしゃれでかっこいいグレイヘアの方もいらっしゃいますから、いつかは自分も、と憧れているのですが、40代のうちは白髪染めを続けたいと思っています。
色味は、明るいと逆に老けて見えてしまうので濃いめのブラウンにしています。