毎日パパッと、整う暮らし　わたしの「家じかん」ルール（インプレス）
インプレス書籍編集部　著

仕事や家事に追われ、毎日ヘトヘト。休日は、掃除や洗濯、食事の支度をお休みしたい。実は家事が苦手！　そんな方に、ぜひ読んでほしいのがこの本。
7人の人気ブロガーやインスタグラマーが、日々の暮らしの中で悩んだり、時にはイライラしたり、試行錯誤して築き上げた家事時間の上手な使い方を紹介。忙しくても、がんばらなくてもできることばかりです。
私も「これいいな」と思ったことを早速実践。
すると夫が帰宅して開口一番、「部屋がきれい」。
大掃除をしたわけでなく、出ているものを少し片付けただけで、スッキリした印象に一変。実践して夫がすぐ気づくという、効果がはっきり出るのは嬉しいですね。

まずは、「しまう収納」でスッキリ効果とともに掃除効率をアップ。物が出ていなければ、いちいち片付けながら掃除することもなく、掃除時間も短縮します。
「汚れは借金」とは、よく言ったもの。利子が増えていく前にこまめに掃除するのがよい。では、いつ掃除するのかと言えば、「使ったついで」。手や顔を洗ったら、水はねを拭き取る。トイレも使った後にさっと掃除。汚れも溜まらないし、次に使う人も気持ちよく使えます。これは私もピラティスやヨガのレッスンスタジオなど外出先でも心掛けていることです。

掃除はエンドレスになりがち。時間を区切って潔くやめることが、掃除を嫌いならないコツだそう。
家にいるといろいろ気になってしまう方は、スマートフォンやノートパソコンを持って近くのカフェに行くのもいい。本書では、フリーで仕事をする人向けに、時間を区切って使うために書かれています。インスタにアップしたり、読書をしたり、一人時間を過ごすにもよいですね。

家事を効率よくこなすには、常に見直しも大事だと教えられました。確かに、食器やタオル、衣服、掃除用具など、一度そこと決めてしまったら、違う場所に移動することはありません。家事の流れに合わせて、動線が悪いところは変えていいというのは目から鱗です。

忙しいと、買い物に出かけて必要なものを買い忘れてしまう、そんなうっかりさんにおすすめなのが「To doリスト」。やることを付箋に書き、手帳に貼って持ち歩き、終わったら横線で消す。すべて終了したら、付箋をはがしてポイと捨てればOKです。

これは私の買い物リスト。木曜は近所のスーパーで割引デーなので、常備品はこの日に購入します。記念日や病院の予約など、ついつい忘れそうなことも書いておくとよいですね。

ライターの仕事をしていると、付箋は資料本の気になる個所に貼ったり、毎年、年賀状本の編集をする時も、校正紙の修正のあるイラストに貼ったりするのに使います。
冒頭の夫が褒めた「しまう収納」にも付箋をペタ。

家事ムダの改善案を考える、やるべきことをリスト化して付箋で貼っておくという家事時短テクは、細かな確認事項の多いライターの仕事などでやっていたことと重なる部分が多い。そのまま家事にスライドすればいいのが、取り入れやすいポイントでした。

家事時短のコツは、子供の年齢や人数、夫婦二人、ペットがいるなど、さまざまなライフスタイルごとに書かれてあるので、自分に合ったコツを見つけやすくなっています。
いつ誰が訪ねてきてもよいお部屋が理想ですが、私も自分らしく、気負いなく続けていきたい。そして、冷蔵庫には、ちょっとしたおもてなしに出せるスイーツなどを常備しておければ完璧かな。